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インドの最新情報を日印文化交流の最前線から報告したアカデミックルポ!
ヒンドゥー至上主義の台頭、下層カーストの発言力増大――。変貌するインドの実態はどのようなものなのか。日本がアジアを生き抜く上で理解不可欠の現代インドを、日印交流に携わった著者がレポートする。〈目次〉
はじめに
第一章 インド国民統合のダイナミズム
一 台頭するヒンドゥー・ナショナリズム
二 カーストにみるインド社会の変貌
三 愛国心をあおるメディア
第二章 グローバリゼーションの衝撃
一 拡大する中間層
二 活発なNGO活動
三 IT革命の光と影
四 伝統と現代の共存を求めて(ラダック探訪記)
五 伝統文化 生き残りの戦略
第三章 ねじれるインドの自画像
一 歴史認識のしのびよる宗派間対立
二 揺れるインドの歴史的自画像
三 インド出自をかくしたフレディ・マーキュリー
四 未亡人「殉死」はインドの後進性ゆえか
五 ガンディー批判にるインドの自画像
第四章 日印相互理解と文化交流
一 日印交流の歴史 古代から現代まで
二 「辺境」で活躍する日本人
三 アジアの言語を学ぶ意味
四 インド西部大地震 情報発信の顛末
五 核実験と日印対話
おわりに
参考文献