カドカワストア

  • 会員登録
  • ログイン

一葉の「たけくらべ」 ビギナーズ・クラシックス 近代文学編

編者: 角川書店
著者: 角川書店
デザイン: 谷口 広樹
734円(税込)
在庫切れ
発売日2005年04月23日
GW_
在庫がありません
電子書籍をブックウォーカーで購入
  • ご利用可能なお支払方法

    クレジット(3Dセキュア) 代引き コンビニ atone キャリア 楽天Edy モバイルSuica Amazon Pay
  • ISBN コード : 9784043574117
  • サイズ :文庫判    総ページ数: 290
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 11.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

皆ずっと貧しかったけれど、精一杯生きていた一葉の世界が、今ここに蘇る。

明治の文学界を彗星のように駆け抜けた一葉が描く、江戸情緒を残す吉原で精一杯に生きる子供たちの世界。本書では、江戸の気風(きっぷ)のよさを織り交ぜた流麗な擬古文に、分かりやすい現代語訳を加え、「たけくらべ」に託した一葉の思いを、鮮やかに再現する。現代文だけでも、また原文だけでも、楽しみ味わうことができる新しい近代文学入門の好適書。原文はふりがな付きで朗読にも便利。作品鑑賞のための図版やコラムも充実。

目次

目次
(章題は本書の創案)

(一) 吉原の隣、大音寺前
──小学校の風景
(二) 子供組の対立
──信如を勧誘する長吉
(三) 子供組の女王様
──美登利の生い立ち
(四) 祭の日
──若大将正太郎と道化者三五郎
(五) 殴り込み
──美登利と三五郎の屈辱
(六) 事件の翌日
──美登利への正太郎の慕情
(七) 信如と美登利と
──同窓の仲の行方
(八) 大音寺前の気風
──美登利の粋な振る舞い
(九) 龍華寺の藤本信如
──生い立ちと性格
(十) 祭のあと
──大音寺前の秋のよそおい
(十一) 時雨の宵
──我知らぬ恋の目覚め
(十二) 切れた鼻緒
──無言のままの再会
(十三) 紅入り友禅
──二人の揺れる恋心
(十四) 三の酉の賑わい
──美登利の乙女姿
(十五) 乙女となった恥じらい
──正太郎の嘆き
(十六) 一輪の水仙
──二人の別れの朝に

解説
◆作者紹介「樋口一葉」
◆作品紹介『たけくらべ』

付録
◆『たけくらべ』探求情報
◆舞台案内
◆発表作品(小説・随筆)
◆題名のある日記
◆一葉略年譜
◆「たけくらべ」推定参考地図