百人一首の作者たち

百人一首の作者たち

デザイン: 鈴木 正道
880円(税込)
発売日2005年11月25日

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  • ISBN コード : 9784044056018
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 336ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 13.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

王朝文化を彩る華麗な貴族と歌の魅力を伝える評論エッセイ

カルタ遊びでおなじみの百人一首。王朝時代を彩るその作者たちは百人百様だ。激情型の小野篁、女好きな在原業平、何ごとにも秀でた大納言公任、単純な陽成院……。王朝和歌の碩学が、『古今和歌集』『後撰集』『大鏡』などに描かれる人間模様や史実、説話をもとに、複雑な人間関係を解きほぐし、王朝貴族たちの新たな魅力を紹介。歌だけではうかがい知れない作者の心に触れ、百人一首の雅な世界と人間模様を味わう王朝エッセイ。

著訳者プロフィール

●目崎 徳衛:大正10年、新潟県生まれ。昭和20年、東京大学文学部国史学科を卒業。文部省、聖心女子大学教授を経て、同大学名誉教授。専攻は日本文化史・平安文学。昭和54年、『西行の思想史的研究』により第一回角川源義賞を受賞。主な著書に『西行』『王朝のみやび』がある。

目次

序章 王朝文化の系譜
──百人一首とはいかなるものか
一章 万葉歌人の変貌
──人間化と神化と
二章 敗北の帝王
──陽成院・三条院・崇徳院
三章 賜姓王氏の運命
──良岑父子と在原兄弟
四章 古代氏族の没落
──小野氏と紀氏と
五章 藤氏栄華のかげに
──夭折の貴公子たち
六章 訴嘆の歌と機智の歌
──文人と女房の明暗
七章 遁世者の数奇
──能因より西行へ
終章 定家と後鳥羽院
──百人一首の成立

 百人一首全歌・索引

 あとがき
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