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酒の日本文化 知っておきたいお酒の話

649円(税込)
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発売日2006年09月22日
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  • ISBN コード : 9784044064013
  • サイズ :文庫判    総ページ数: 256
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 10.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

お酒が飲まれ続けてきたのにはわけがある。日本酒にまつわる文化を知る本。

今日では芳醇な吟醸酒を少量たしなむのが好まれるが、薄目酒であった江戸の大酒飲みは、酒くらべでなんと3升も4升も飲んだという。お酒にまつわる習慣や文化は、時代によって大きく様変わりしてきた。その日本酒の原点を、神と「まつり」と酒宴にもとめ、民俗学的な視点から、酒と肴の関係や酒宴の移り変わり、飲酒習慣の変化、醸造の話や食文化とのかかわりなどを含蓄豊かに語り、お酒とその周辺の文化をやさしく説く。

著訳者プロフィール

●神崎 宣武:1944生。民俗学者。旅の文化研究所所長、岡山県宇佐八幡神社宮司。著書に『「まつり」の食文化』角川選書、『江戸の旅文化』岩波新書、『「うつわ」を食らう―日本人と食事の文化』NHKブックス、『神さま、仏さま、ご先祖さま―「ニッポン教」の民俗学』小学館など。

目次

一 酒と神──祭りと酒の原風景
御神酒あがらぬ神はなし
御神酒のもとは一夜酒
飯も酒も餅も原料は米
神酒を製造する神社
田出宇賀神社の酒造りと祭り
酒造りもまた神事

二 神と酒と人──酒宴と酒肴の構図
浴衣がけカラオケ大会の不思議
直会と饗宴が連なることでの混乱
神さま仏さまご先祖さまと宴会の席次
古くは酒の肴は米と塩
風流も酒肴のひとつ
出陣の酒、出立ちの酒
宴会席の料理は盛りつけ次第
飲酒の街区、花柳街の形成
江戸っ子の大酒と薄目酒
酒宴習俗の完成は明治期

三 人と酒──醸造と保存の技術
酒造りの工夫と苦労
夏の米づくり、冬の酒造り
米と水、こうじともと
日本酒独特の技法は火入れ
こうじ酒は高湿度文化の華
日本酒暗黒の時代から復権の時代へ

主要参考文献
あとがき
文庫版あとがき