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柳田が目指した民俗学とは――? 柳田民俗学の現代性を探る!
〈目次〉プロローグ
第一章 『遠野物語』再考
物語の力
『遠野物語』の世界
鴎外の影
今西錦司の眼
桑原武夫が捉えた柳田像
周作人と「日本の祭」
第二章 家
子供は良く育ててくれる親の手に
固定されない「家」意識
家ぐるみで回想される人物像
「御先祖になる」
「へんろう宿」の世界
渋沢家の人々
第三章 民俗学が生む〈方法〉について
柳田国男に方法意識はあったのか
梅棹忠夫の捉えた柳田像
桑原武夫の方法
網野善彦のいとなみ
“その土地”からの探求心
郷土誌編纂を通して
外と内との往還
もうひとつの「方法」について
第四章 思想への態度
かたくなであること
「アジール」ではない環境
「転向者」の先駆除け石巻良夫
郷土への乾いた眼──石堂清倫(一)
誠実さが生む距離感──石堂清倫(二)
「真珠湾攻撃」を挟んで──羽仁五郎(一)
文体をめぐる一致──羽仁五郎(二)
“アジア民俗学”をめぐる攻防──浅野晃からのいざない
民俗語彙の思想
第五章 生活から生まれる論理
憲法前文を書く
戦時下の文学者としての柳田国男
「音」に弱い日本人
「本然の理法」
隠された名前
山川弥千枝
「教育と国語国策」
喜談日録
詩の精神
第六章 “モヤヒ”の思考
“モヤヒ”をめぐる方法
組織者・橋浦泰雄
“モヤヒ”はいつ始まったか
“モヤヒ”の試行(一)──絵画頒布会の企画
“モヤヒ”の試行(二)──絵画頒布会の終焉
“モヤヒ”の具体化
“モヤヒ”の仲間たち
戦後への成果
“モヤヒ”は国境を越えられるか
第七章 座談が捉えた思想像
「話」への情熱
座談という媒体
対談を終えて
過去への視座
「進歩・保守・反動」
「革命」としての柳田民俗学
「否定的媒介」の思想
再論される旧幕臣の人々
座談から見える柳田国男
第八章 漂泊と現代
現代の漂泊
漂泊者としての自画像
封印の時代を経て
新たな漂泊者を前にして
森崎和江の朝鮮(一)
森崎和江の朝鮮(二)
五木寛之の異郷体験
根無し草の群像
漂泊者として現代に生きる
あとがき
著訳者プロフィール