柳田国男入門

柳田国男入門

柳田が目指した民俗学とは――? 柳田民俗学の現代性を探る!
定価: 1,512円(税込み)
発売日:2008年09月10日
〈目次〉
プロローグ

第一章 『遠野物語』再考
   物語の力
   『遠野物語』の世界
   鴎外の影
   今西錦司の眼
   桑原武夫が捉えた柳田像
   周作人と「日本の祭」

第二章 家
   子供は良く育ててくれる親の手に
   固定されない「家」意識
   家ぐるみで回想される人物像
   「御先祖になる」
   「へんろう宿」の世界
    渋沢家の人々

第三章 民俗学が生む〈方法〉について
   柳田国男に方法意識はあったのか
   梅棹忠夫の捉えた柳田像
   桑原武夫の方法
   網野善彦のいとなみ
   “その土地”からの探求心
   郷土誌編纂を通して
   外と内との往還
   もうひとつの「方法」について

第四章 思想への態度
   かたくなであること
   「アジール」ではない環境
   「転向者」の先駆除け石巻良夫
   郷土への乾いた眼──石堂清倫(一)
   誠実さが生む距離感──石堂清倫(二)
   「真珠湾攻撃」を挟んで──羽仁五郎(一)
   文体をめぐる一致──羽仁五郎(二)
   “アジア民俗学”をめぐる攻防──浅野晃からのいざない
   民俗語彙の思想

第五章 生活から生まれる論理
   憲法前文を書く
   戦時下の文学者としての柳田国男
   「音」に弱い日本人
   「本然の理法」
   隠された名前
   山川弥千枝
   「教育と国語国策」
   喜談日録
   詩の精神

第六章 “モヤヒ”の思考
   “モヤヒ”をめぐる方法
   組織者・橋浦泰雄
   “モヤヒ”はいつ始まったか
   “モヤヒ”の試行(一)──絵画頒布会の企画
   “モヤヒ”の試行(二)──絵画頒布会の終焉
   “モヤヒ”の具体化
   “モヤヒ”の仲間たち
   戦後への成果
   “モヤヒ”は国境を越えられるか

第七章 座談が捉えた思想像
   「話」への情熱
   座談という媒体
   対談を終えて
   過去への視座
   「進歩・保守・反動」
   「革命」としての柳田民俗学
   「否定的媒介」の思想
   再論される旧幕臣の人々
   座談から見える柳田国男

第八章 漂泊と現代
   現代の漂泊
   漂泊者としての自画像
   封印の時代を経て
   新たな漂泊者を前にして
   森崎和江の朝鮮(一)
   森崎和江の朝鮮(二)
   五木寛之の異郷体験
   根無し草の群像
   漂泊者として現代に生きる

あとがき
  • ISBN コード : 9784047034297
  • サイズ : 四六判 総ページ数: 208ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 127 × 190 × 0.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります
●鶴見 太郎:1965年京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。日本学術振興特別研究員、国立民族学博物館外来研究員、京都文京大学助手を経て、現在、早稲田大学文学学術院准教授。専攻は日本近現代史。著書に『柳田国男とその弟子たち』など。
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