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空海「三教指帰」 ビギナーズ 日本の思想

著者: 空海
訳者: 加藤 純隆
訳者: 加藤 精一
792円(税込)
発売日2007年09月22日

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  • ISBN コード : 9784044072025
  • サイズ :文庫判    総ページ数: 192
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 7.5 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

最高の生き方は仏教にある! 日本の宗教文化を導いた空海、青年時代の書。

日本に真言密教をもたらした空海が、渡唐前の青年時代に著した名著。放蕩息子を改心させようと、儒者・道士・仏教者が説得するが、息子を納得させたのは仏教者だった。空海は、ここで人生の目的という視点から儒教・道教・仏教の3つの教えを比較。その特徴を明らかにし、進むべき道をはっきりと打ち出していく。また、青年空海にとって生きるとは何かが熱く説かれている。読みやすい現代語訳と、原文、空海の略伝を収載。

著訳者プロフィール

●加藤 精一:昭和11年東京都生まれ。父は加藤純隆。大正大学名誉教授。高野山大学客員教授。真言宗豊山派南蔵院住職。著書に『弘法大師空海論考』『弘法大師・空海を読む』『弘法大師の人間学』(以上、春秋社)、『空海入門』(大蔵出版)など。

目次

はじめに

序章 この書物を書いた理由
文章を書く理由
私・空海の略歴
熱心な修行と仏道への熱き思い
著作の二つの動機

第一章 亀毛先生の主張
1 亀毛先生の風貌など
兎角公からの要請
亀毛先生の受諾
2 人の心は自然に快楽へ走る
善きものへ向う生活
3 蛭牙公子を叱る
4 人生の輝かしい目標について
学成った人の栄達の人生
5 人は善き配偶を持つべき
亀毛先生の結論
6 公子の応諾

第二章 虚亡隠士の主張
7 虚亡隠士が話に加わる
8 道教を伝うるには人を選ぶべし
隠士の受諾
仙人の道、誤解と正しい用心と
9 仙人となる道
仙人の優れた境界
10 世俗への批判
隠士の結語

第三章 仮名乞児の主張
11 仮名乞児登場
乞児の修行生活
12 内心の苦悩を告白する
乞児は感懐を述べる
13 大孝の道
真の忠孝を説く
14 乞児は兎角公の屋敷へ
仏教は全体の真理、儒教・道教は仏教の一部分
15 乞児は身分を明かす
地獄と天国について
仏教の開祖、釈尊について
16 「無常の賦」(上)を詠う
17 「無常の賦」(下)
18 「生死海の賦」(上)
19 「生死海の賦」(下)
菩提と涅槃
20 「十韻の詩」で本書を括る
「十韻の詩」

原文 訓み下し

弘法大師空海略伝

あとがき