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学校にできること 一人称の教育社会学

1,870円(税込)
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発売日2010年11月25日
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  • ISBN コード : 9784047034808
  • サイズ :四六判    総ページ数: 256
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 127 × 190 × 15.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

「力のある学校」を作るための実践的な考え方を提示! 先生方待望の1冊

社会集団と学校、学力、教育改革、学校づくりなど、著者独自の実践的な学校観を提示。「学力の樹」「スクールバスモデル」の概念を手がかりに、人権教育の視点に則った「力のある学校」の作り方を提案する。

〈目次〉
はじめに

1章 学校のどこが問題か──学校文化への視座
  1 学校という空間
  2 教育の二面性
  3 学校の形
  4 学校の夢と挫折
  5 文化的再生産論からの示唆
  6 学校文化のさらなる探究に向けて

2章 どのように学校にアプローチするか──学校社会学の方法
  1 はじめに──方法への問い
  2 「新しい教育社会学」と「解釈的アプローチ」
  3 エスノグラフィー
  4 学校現場の研究──臨床社会学構想
  5 研究の価値
  6 学校社会学が目指すところ

3章 学校はどのように社会とかかわっているか──社会集団と学校
  1 階層問題との出会い
  2 「階層と教育」問題へのアプローチ
  3 同和問題と出会う
  4 ニューカマー研究の展開
  5 「階層と教育」研究の今日的展開
  6 学校が社会を変える

4章 学校はどのように生徒を選抜するか──中等教育論
  1 社会的選抜の焦点としての中等教育
  2 「中等教育」の基本的性格
  3 中等教育機関の「分化」機能
  4 中等教育機関の内側を理解する
  5 日本における選抜様式の特徴
  6 中等教育のこれまで・これから

5章 学校は何を生み出しているか──学力問題
  1 学力をめぐる思い出から
  2 学力のどこが問題か──「効果のある学校」の発見
  3 学力の構造を捉える──「学力の樹」の考え方
  4 「効果のある学校」研究の展開
  5 「つながり格差」仮説
  6 社会関係資本と学力

6章 学校はどのように変化しつつあるか──教育改革
  1 教育は動いている!
  2 日本とイギリスの学校文化の比較
  3 イギリスの教育改革
  4 日本の改革動向
  5 学校文化の変化
  6 学校はどこに行こうとしているか

7章 学校のあるべき姿を考える──学校づくり
  1 学校の力
  2 タワーとしての学校からツリーとしての学校へ──人権教育の視点
  3 「力のある学校」のスクールバス・モデル
  4 日本の学校文化のよさ──「切る」ことをめぐって
  5 教育と政治

おわりに

参考文献

著訳者プロフィール

●志水 宏吉:大阪大学教授。1959年、兵庫県生まれ。東京大学大学院教育学研究科修了(教育学博士)。大阪教育大学、東京大学を経て現職。1991〜93年英国ウォーリック大学客員研究員。専門は教育社会学。『学校文化の比較社会学』『学力を育てる』『公立学校の底力』等著書多数。