愛欲の精神史3 王朝のエロス

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愛欲の精神史3 王朝のエロス

776円(税込)
発売日2010年03月25日
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  • ISBN コード : 9784044094201
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 208ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 150 × 8.5 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

光源氏の無性化する性と「色好み」、奔放な性愛のはての愛欲の落魄を描く。

『とはずがたり』に描かれた愛欲の世界とその果ての救済のかたちを探る。後深草院二条をめぐる5人の男との愛の呪縛と遍歴、これと対比される待賢門院璋子の野性化する奔放な性愛、やがておとずれる愛執の落魄と鎮魂。過剰な性愛の果ての浄土往生への願い、西行を追慕する漂泊の旅、女人出家の懺悔・滅罪について描く。文庫化にあたり、愛憎関係を救済する『源氏物語』の宗教性と無常の観念などを論じた2篇を増補新訂。

著訳者プロフィール

●山折 哲雄:1931年生まれ。宗教学者。東北大学文学部印度哲学科卒業。同大学文学部助教授、国立歴史民俗博物館教授、国際日本文化研究センター教授を経て、同センター所長などを歴任。著書に『空海の企て』『日本文明とは何か』など多数。

目次

文庫版まえがき

1 『とはずがたり』のエロス

第一章 奔放な愛の遍歴
第二章 性愛の豊饒を生きた女人
第三章 落魄・鎮魂の旅

2 『源氏物語』のエロス〈文庫版補遺〉

第一章 『源氏物語』と無常愛
第二章 『源氏物語』の宗教性

あとがき
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