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信長革命 「安土幕府」の衝撃

2,090円(税込)
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発売日2010年12月25日
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  • ISBN コード : 9784047034846
  • サイズ :四六判    総ページ数: 288
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 127 × 190 × 18.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

従来の定説では語られなかった<新・信長政権論>!

〈目次〉
序章 改革者の正体
   なぜ天下統一なのか/時代の覚醒/織田時代を見る目
第1部 軍事革命と海洋国家
第一章 境界から生まれた新時代
(1)都市型領主の系譜
   強国の狭間/長槍隊と兵農分離/銭貨収奪システム/桶狭間の戦い/将軍足利義輝/将軍家再興
(2)成熟する環伊勢海地域
   美濃制覇へ/武篇道の強調/義昭政権と信長権力/将軍を支える一揆/クロスロード/黎明期の海洋国家
第二章 環伊勢海政権の時代
(1)分離から集権への大転換
   将軍位争奪/鉄砲の時代/野戦築城─長篠の戦い─/本格化する付城戦/情報戦の時代/戦争というビジネス/集権化の契機
(2)家臣団と次代の育成
   東洋のバビロン/岐阜城下町/ストイックな青年期/人間味と慈愛/中核家臣団の出自/僧形の側近集団/重臣教育/次代教育/謀反と粛清
(3)公武一統思想
   牢人将軍/洛中洛外図屏風/復古政治/幼君の推戴
第2部 預治思想による天下統一
第三章 東アジア世界の「安土幕府」
(1)「安土幕府」構想
   幕府とはなにか/御内書の使用/二人の将軍/平氏将軍
(2)首都としての安土
   首都プラン/首都建設/琵琶湖城郭網/中心幹線網/運河としての琵琶湖/生野銀山
(3)安土城の読みかた
   行幸計画/遷都構想/二つの顔をもつ城郭/天主の系譜/皇城/天主への道/摩天楼
第四章 革命前夜
(1)預治思想と国づくり
   天下人の戦争/預治政治/国づくり施策/分納分離とはなにか/思想家信長/ 信長改革と秦漢帝国/「郡国制」の導入/織田停戦令/軍法の時代
(2)派閥抗争
   信長野通信簿/地域統一の諸段階/遠交近攻策─信長との同盟─/派閥抗争─反信長勢力との同盟─/政権崩壊の予兆
(3)革命か反革命か
   一門・近習の飛躍/新国家構想/西国大名配置案/将軍推任/六月二日の意味/義昭を奉じる/光秀与同者/信長絶対の時代か
第3部 軍事大国から官僚国家へ
第五章 政権交代
(1)「安土幕府」の再生
   多数派工作/信雄の家督就任/賤ケ岳の戦い/信雄政権の構造
(2)天下分け目の戦い
   大坂遷都・将軍任官構想/戦端を開いた秀吉/本質は家康攻撃/秀吉政権の始期/第六章 偃武の思想
(1)信長革命の継承
   預治思想と鉢植大名/仕置令の発見/平和のための戦争
(2)官僚国家の創出
   「公儀」の軍隊/極東の軍事革命/明君の時代へ/東アジアの幕藩国家
終章 新たな時代像を求めて
   織田時代とは/近代歴史学の軛
むすび
参考文献
織田時代関係略年表

著訳者プロフィール

●藤田 達生:1958年愛媛県生まれ。三重大学教育学部教授。同歴史都市研究センター長。専攻は日本中世・近世史。著書に『謎解き本能寺の変』『秀吉神話をくつがえす』『江戸時代の設計者―異能の武将・藤堂高虎』『証言本能寺の変―史料で読む戦国史』などがある。