死をみつめて生きる 日本人の自然観と死生観

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死をみつめて生きる 日本人の自然観と死生観

1,760円(税込)
発売日2012年08月23日
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  • ISBN コード : 9784047035119
  • サイズ : 四六判 総ページ数: 184ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 127 × 190 × 10.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

大震災を契機に、古代史研究の第一人者が日本人の本来の姿を省みる!

鎮守の森を人々の寄り合いの場として、神社の合祀に激しく反対した南方熊楠、仏教以前からあった日本人の信仰を解き明かす折口信夫など先人の説を踏まえ、かつて普通の日本人にあった考え方をみつめなおす。

〈目次〉
はじめの章
 東日本大震災のなかで 
 寺田寅彦の「日本人の自然観」
 厳父の刑罰
 人権受難の世紀
 人権文化の輝く世紀
 自然との共生

第一章 自然との調和
 鎮守の由来
 神体木と神奈備のいにしえ
 神奈備信仰
 モリとヤシロ
 ウタキと社叢

第二章 鎮守の森と南方熊楠
 鎮守の森は奇合の場
 明治の神社合併
 南方熊楠の反対意見

第三章 死をみつめて生きる
 死の尊厳
 カミとは
 神代史と神の史
 死と再生
 再生伝承の比較
 アマテラス大神と西王母の信仰
 死ぬ神

第四章 鎮魂の伝統
 ミタマフリとミタマシヅメ
 石上神宮の鎮魂祭
 『先代旧事本紀』伝承とのかかわり
 タマとタマシヒ
 祖先のマツリ
 祟りをする神
 御霊信仰のはじまり
 二つの流れ

第五章 日本人の他界観
 極楽と地獄
 末法思想と欣求浄土
 仏教の伝来
 折口信夫と日想観
 他界観念の探究
 西と東と
 海と山と

第六章 万有生命信仰
 悉有神性
 怨親平等
 日本の宗教のありよう
 神道の種類
 『日本書記』の神道

あとがき

著訳者プロフィール

●上田 正昭:1927年兵庫県生まれ。歴史学者。専門は古代史、神話学。京都大学卒。京都大学名誉教授。京都市文化功労者。世界人権問題研究センター理事長、姫路文学館館長、高麗美術館館長、島根県立古代出雲歴史博物館名誉館長。『日本神話』(岩波新書)で毎日出版文化賞、『古代伝承史の研究』(塙書房)で江馬賞、福岡アジア文化賞、大阪文化賞、京都府・京都市特別功労賞、南方熊楠賞をそれぞれ受賞。『上田正昭著作集』全8巻(角川書店)、『私の日本古代史 上・下』(新潮選書)など著書多数。
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