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なぜ「世界史」の教科書を何度読んでもわからないのか?
世界史の教科書を何度読んでもスッキリと理解できないのはなぜなのか?人名や国名、事件の名前、年号……。情報は溢れるほど詰め込まれているのに、それぞれが何を意味しているかわからない。
それは「“世界史の軸”がどこにあるかをつかんでいないから」です。
世界史はメソポタミアの昔から現代まで、一本の長い軸に貫かれています。
その軸に沿って流れを追っていけば、これまでバラバラに見えていた事件や人々が繋がり合い、ひとつの大きな物語が浮かび上がってきます。
ではその“世界史の軸”とは何なのか?
それは“覇権国家”です。
覇権国家とはその時代その時代に世界の大きなシステムを作ってきた超大国のこと。
この覇権国家の動きと、それに対する敵対国や周辺国の対応が世界史を形作り、時代を推し進めてきたのです。
本書ではその覇権国家の視点から世界史を再構成し、教科書よりも遥かにスッキリとわかりやすい内容にまとめました。
読み終えた時に、これまでの世界史の見え方がガラリと変わっていることに気づけるはずです。
著訳者プロフィール
目次
第1章 ペルシアとローマのふたつの帝国 ――古代編
第2章 キリスト教の文化帝国が誕生するとき ――中世
第3章 勢いづく世俗パワーと徳川の平和 ――近世編
第4章 世界史が日本に向かってくる時代 ―近代編
第5章 世界はアメリカの覇権で動いているのか? ――現代編