古典基礎語の世界 源氏物語のもののあはれ

古典基礎語の世界 源氏物語のもののあはれ

編・著: 大野 晋
カバーデザイン: 芦澤 泰偉
859円(税込)
発売日2012年08月25日

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  • ISBN コード : 9784044071035
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 304ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 12.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

古典語の豊かさ・奥深さに驚く!

「もの言ひ」「もの思ひ」「もの寂し」「ものものし」。『源氏物語』に現れる「モノ」という言葉は、場面に応じていくつもの意味をもっている。作者・紫式部の真意を、私たちはどれだけ正しく理解していただろうか――。日本語の散文が発達しはじめた平安時代の「モノ」を、日本語学の視点から再検討。正確な意味の把握によって、人々の暮らし、運命のとらえ方、恐怖の対象までも明らかにする。古典の奥深さと魅力を言葉から味わう。

著訳者プロフィール

●大野 晋:1919-2008年。東京深川生まれ。国語学者。文学博士。学習院大学名誉教授。著書に『日本語の文法を考える』『日本語練習帳』(以上、岩波書店)、『日本語の年輪』(新潮社)、編著に『岩波国語辞典』『角川必携国語辞典』『古典基礎語辞典』ほか多数。

目次

はじめに

1 「世間のきまり」というモノ
ものちかし・ものとほし
ものいひ
ものゑんじ
ものいみ
ものまめやか
ちょっとひと休み1 紫式部とその夫藤原宣孝

2 「儀式、行事」というモノ
ものみ
ものす
ものものし
ちょっとひと休み2 紫式部と藤原道長

3 「運命、動かしがたい事実・成り行き」というモノ
ものこころぼそし
ものさびし
ものし
ものうし
ものおもひ
ちょっとひと休み3 『蜻蛉日記』の著者の話(一)
ものわすれ
ものを
ものがたり
もののあはれ
ちょっとひと休み4 『蜻蛉日記』の著者の話(二)

4 「存在」というモノ
奈良時代
平安時代
ちょっとひと休み5 ナマメカシの話

5 「怨霊」というモノ

おわりに

増補
もののひめぎみ
もののね・もののじゃうず・もののくさはひなど
もののこころ
もののむくい・もののいろ・もののさとし
もののけしき
ものはかなし
ものきよげ
もののべ・もののぐ・もののふ

索引
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