日本の食はどう変わってきたか 神の食事から魚肉ソーセージまで

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日本の食はどう変わってきたか 神の食事から魚肉ソーセージまで

1,870円(税込)
発売日2013年04月23日
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  • ISBN コード : 9784047035232
  • サイズ : 四六判 変形 総ページ数: 256ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 127 × 190 × 16.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

ソバやウドンの粉食はなぜ江戸時代に普及したか。歴史と食文化の謎を解く。

食の原型、神に捧げる神饌料理、料理技術に革命をもたらした精進料理、肉食を促進した明治の軍隊食、戦後の魚肉ソーセージ出現の理由など、時代ごとの食文化の転換点と歴史のかかわりを解明。発見の食文化史。

〈目次〉
はじめに 食と歴史

第1章 神々の食事
   1 神饌とは何か
   2 神饌と神人共食
   3 新嘗祭と大嘗祭の神饌
   4 神饌料理から大饗料理へ

第2章 精進料理の成立と懐石料理
   1 精進料理がもたらした変革
   2 仏教の禁忌と精進料理
   3 精進と精進料理
   4 禅宗と精進料理
   5 調菜と精進料理
   6 精進料理から懐石料理へ
   7 懐石料理と会席料理

第3章 ソバとウドンの展開
   1 粒食と粉食──粉食の食生活私的意義
   2 臼の種類と普及──農村における粒食
   3 水車の発展と粉商売──都市における粉食
   4 さまざまな粉食
   5 粉食という食品革命

第4章 ブドウとブドウ酒の登場
   1 ブドウとブドウ酒の前史
   2 江戸のブドウ
   3 中国のブドウ酒とヨーロッパのワイン
   4 江戸のブドウ酒
   5 ブドウ酒からワインへ

第5章 文明開化と肉食・洋食
   1 幕末の肉食
   2 肉食解禁とその波紋
   3 牛鍋と牛肉の消費
   4 明治の洋食
   5 肉食・洋食の展開

第6章 戦間期の食文化
   1 昭和前期の食文化
   2 第一次大戦と食文化の発展
   3 百科事典に見る食文化
   4 戦争への道と食文化の衰退

第7章 魚肉ソーセージの出現
   1 カニカマと魚肉ソーセージ
   2 魚肉ソーセージ前史
   3 魚肉ソーセージの登場
   4 魚肉ソーセージとカマボコ
   5 肉食の展開と魚肉ソーセージ
   6 魚肉ソーセージの歴史的役割

参考文献・典拠文献一覧

各章初出一覧

あとがき

著訳者プロフィール

●原田 信男:1949年生まれ。国士舘大学21世紀アジア学部教授。専攻は中世史、食物史。著書に、『中世の村のかたちと暮らし』角川選書、『日本人はなにを食べてきたか』角川ソフィア文庫、『江戸の料理史』『江戸の食生活』『江戸の料理と食生活』『和食と日本文化』など多数。
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