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権力の変遷を鮮やかに読み解く、新しい日本中世史
中世は「武士の時代」だった!覇権をかけた武士たちの闘い、そして武家政権としての将軍権力の実態とは?源平争乱から戦国時代を経て、徳川幕府完成まで――。貨幣経済の浸透、海の民の活躍、一神教の衝撃、東西の衝突などの刺激的な視点から、武士が「戦士から統治者としての王」となったプロセスを追う。先入観や従来の教科書的な史観を排し、その時代の「実情」から、権力の変遷を鮮やかに読み解く、新しい日本中世史。著訳者プロフィール
目次
第一章 中世の王権
1 権門体制論
2 東国国家論と二つの王権論
3 王権は「自立」する
4 戦国大名というモデル
5 王権は「自律」する
第二章 実情と当為
1 当知行ということ
2 実力主義
3 「上から」と「内から」
4 武家王権の成立
第三章 武門の覇者から為政者へ
1 下文と下知状
2 統治への覚醒
3 直状と奉書
4 王権、第三の定義
第四章 土地と貨幣
1 血か家か
2 貨幣の流入と商品経済の成立
3 「もの」への執心
4 徳政令と鎌倉幕府の自壊
第五章 東と西
1 海の武士団
2 切断と接合
3 一つの王権へ
4 一三九二年、東の切断
5 一六〇〇年、東西の激突
第六章 顕密仏教と新しい仏教
1 鎮護国家
2 顕密体制と朝廷
3 やさしい仏教と統治
4 武家の仏教
第七章 一向宗、一神教、あるいは唯一の王
1 在地領主と農民
2 タテかヨコか
3 一向宗と一神教
4 王権の収斂──中世の終焉
おわりに
あとがき
文庫版 あとがき──これからの私の方向性をめぐって