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黒田官兵衛・長政の野望 もう一つの関ヶ原

1,760円(税込)
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発売日2013年08月23日
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  • ISBN コード : 9784047035317
  • サイズ :四六判    総ページ数: 224
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 127 × 190 × 14.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

天下を目指した黒田父子の調略と戦術を全解明!

〈目次〉
   はじめに

第一章 秀吉没後の政局──黒田氏台頭の契機
   黒田氏研究の問題点/黒田氏の出自/中興の祖・重隆/官兵衛の父・職隆と叔父・休夢/黒田官兵衛の登場/官兵衛と秀吉/官兵衛の囁き/秀吉の快進撃/晩年の秀吉/秀吉の死/官兵衛の感想/大名間の軋轢/長政と三成との確執/家康の台頭/両者の和解と長政の関わり/長政と家康/前田利家の死/七将による三成襲撃事件/三成の抵抗と挫折/三成の隠退/したたかな家康/交わされた起請文/家康の暗殺計画/失脚した面々/崩壊する豊臣政権/天下人に近づいた家康

第二章 九州の情勢変化──黒田氏と大友吉統
   九州における島津氏と大友氏/大友吉統の家督相続/転落する大友氏/秀吉の介入/九州征伐と官兵衛の活動/島津氏の降伏/九州征伐後の大名配置/豊前六郡に入封した官兵衛/官兵衛の支配/家臣たちへの知行地付与/領国内での一揆/宇都宮鎮房の反乱/肥後国一揆の討伐/九州の諸勢力の動向/大友吉統の動向/吉統の朝鮮出兵/朝鮮半島での吉統/戦闘再開と吉統の失態/改易された吉統とその理由/その後の吉統/家督を譲った官兵衛

第三章 関ヶ原合戦──長政の活躍と苦悩
   景勝の不穏な動き/長政、家康の養女を娶る/三成らの謀議/長政の妻ら大坂から避難する/家康立つ/小山評定と長政/長政、家康に召喚される/官兵衛と広家/長政の仲介/本多正純からの書状/長政と家康との密な連絡/長政に送られた書状/苦悩する長政/広家の苦悩/運命の盟約/小早川秀秋のこと/秀秋の立場/憂鬱な秀秋/長政と秀秋との交渉/決戦前の黒田長政・浅野幸長の書状/合戦前の経過/短時間で終わった戦い/長政の処遇/敗残した諸将の末路/毛利氏の顛末/裏切られた毛利氏/苦悩する長政/栄転を遂げた小早川氏の末路

第四章 九州における関ヶ原──官兵衛、最後の賭け
   各地で起こった「関ヶ原」/九州における東西両軍の諸勢力/大友吉統の復活/黒田官兵衛の動向/吉統、豊後国速見郡を拝領する/攻防の焦点となった杵築城/官兵衛の戦い/執拗な官兵衛/捕縛された吉統/その後の官兵衛の軍事行動/制圧された九州/薩摩への進軍を計画/薩摩侵攻の中止/実現しなかった作戦/黒田家の顕彰/関ヶ原合戦にまつわる官兵衛の逸話/官兵衛伝説の逸話/官兵衛伝説の形成/福岡藩の成立と官兵衛・長政/官兵衛の最期/亡き官兵衛と徳川家/大坂の陣から黒田家の繁栄へ/長政の最期

   おわりに

   主要参考文献

   図版所蔵先一覧

著訳者プロフィール

●渡邊 大門:1967年、神奈川県生まれ。1990年、関西学院大学卒業、2008年、佛教大学大学院博士後期課程修了、博士(文学)。歴史学者。専攻は日本中世史。著書に『大坂落城 戦国終焉の舞台』(角川選書)、『誰も書かなかった 黒田官兵衛の謎』(中経の文庫)、『信長政権』(河出ブックス)、『宇喜多直家・秀家』(ミネルヴァ書房)、『秀吉の出自と出世伝説』『戦国の交渉人――外交僧・安国寺恵瓊の知られざる生涯』(洋泉社歴史新書y)、『戦国誕生』(講談社現代新書)ほか多数。