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角川文庫(ソフィア)
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日本の色を知る
9784044000127
日本の色を知る
著者:
吉岡 幸雄
1,188
円(税込)
発売日
2016年03月25日
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ISBN コード : 9784044000127
サイズ :文庫判 総ページ数: 240
商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 13.0 mm
※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります
日本にはこんなに豊かな色彩があった!
化学染料を使わずに天然素材で糸や布を染めていた時代の色彩とは。植物染による日本の伝統色を追究してきた著者が、折々の季節、行事にまつわる色を解説。物語や歌に込められた四季の想いを手掛かりに、古来の色彩感覚を甦らせる。紅花、藍、刈安などによる古法の染色方法を解明しつつ、古くは平安時代にさかのぼり、日本人が色とどのように付き合ってきたかを紹介。美しいカラー写真とともに綴る、「日本の伝統色」入門書。
著訳者プロフィール
●吉岡 幸雄:1946年生まれ。染織史家。「染司よしおか」五代目当主。「植物染」を専門に、日本の伝統色の再現に取り組む。東大寺、薬師寺など寺社行事に用いられる道具や装束などを制作。平成21年京都府文化賞功労賞。平成22年日本古来の染色法による古代色の復元、寺社等の伝統行事、国文学、国宝修復など幅広い分野への貢献が認められ、第58回菊池寛賞。「日本の色辞典」「源氏物語の色辞典」「王朝のかさね色辞典」(いずれも紫紅社)「日本人の愛した色」(新潮選書)「日本の色を染める」(岩波新書)など著書多数。
目次
目次
はじめに
和を尊ぶこころ
第一章 日本の伝統色
初春の彩り1 梅の色香 /初春の彩り2 桃 /初春の彩り3 /柳色のうつろい
春の彩り1 桜色に衣はふかく / 春の彩り2 桜から山吹へ /春の彩り3 藤の紫
初夏の彩り1 紫の花のとき / 初夏の彩り2 夕 顔 /初夏の彩り3 紅 花
夏の彩り1 卯の花の白さは… /夏の彩り2 撫子 / 夏の彩り3 桔梗
晩夏の彩り1 秋風に揺らぐ女郎花 /晩夏の彩り2 青柿の実るころ
秋の彩り1 菊の花の香るころ / 秋の彩り2 紅葉 /秋の彩り3 空五倍子より色をいただく
晩秋の彩り1 散りゆく紅葉 /晩秋の彩り2 支子の実の色づくころ
冬の彩り1 雪 /冬の彩り2 枯れた蓮から生まれる色 /冬の彩り3 松
第二章 千年の色 天然色を染める
「古き」に学ぶこと多く
美しい色には「灰」が必要
自然を巧みに利用する技術
インド藍はヨーロッパ人のあこがれ
世界のひとびとに愛された藍
藍は世界の人類共通の色なのである
日本の藍の歴史
色彩と階級性の話
天子の色と禁色
第三章 季の花色 (二十四節気にちなんで)
立 春 柳色の移ろい/ 雨 水 土筆出づるころ/啓 蟄 桃の雫 / 春 分 二たび、三たびの桜/清 明 桜は人の手によって /穀 雨 山吹の黄の鮮烈 /立 夏 ─新緑と、なお紫 /小 満 萌えいづる彩り/芒 種 淡紫の色香 /夏 至 夏なかばの半夏草/小 暑 苔のむすまで /大 暑 涼を呼ぶ 撫子 /立 秋 すすきに、葦に立秋を見る/処 暑 風にゆらぐ秋草 /白 露 白雲に輝る淡紫 /秋 分 菊花へつなぐ 「秋分」のころ/寒 露 栗の落ちるころに/霜 降 麗しい天空の湿り/立 冬 紅葉の赤く染まるのを待つころ/小 雪 彩りのない中に/大 雪 雪は月と花よりも麗し/冬 至 柚子の色香/小 寒 寒椿の彩りを愛でて/大 寒 寒中にもわずかな彩り
#角川学芸出版
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#吉岡 幸雄
日本にはこんなに豊かな色彩があった!
化学染料を使わずに天然素材で糸や布を染めていた時代の色彩とは。植物染による日本の伝統色を追究してきた著者が、折々の季節、行事にまつわる色を解説。物語や歌に込められた四季の想いを手掛かりに、古来の色彩感覚を甦らせる。紅花、藍、刈安などによる古法の染色方法を解明しつつ、古くは平安時代にさかのぼり、日本人が色とどのように付き合ってきたかを紹介。美しいカラー写真とともに綴る、「日本の伝統色」入門書。著訳者プロフィール
目次
はじめに
和を尊ぶこころ
第一章 日本の伝統色
初春の彩り1 梅の色香 /初春の彩り2 桃 /初春の彩り3 /柳色のうつろい
春の彩り1 桜色に衣はふかく / 春の彩り2 桜から山吹へ /春の彩り3 藤の紫
初夏の彩り1 紫の花のとき / 初夏の彩り2 夕 顔 /初夏の彩り3 紅 花
夏の彩り1 卯の花の白さは… /夏の彩り2 撫子 / 夏の彩り3 桔梗
晩夏の彩り1 秋風に揺らぐ女郎花 /晩夏の彩り2 青柿の実るころ
秋の彩り1 菊の花の香るころ / 秋の彩り2 紅葉 /秋の彩り3 空五倍子より色をいただく
晩秋の彩り1 散りゆく紅葉 /晩秋の彩り2 支子の実の色づくころ
冬の彩り1 雪 /冬の彩り2 枯れた蓮から生まれる色 /冬の彩り3 松
第二章 千年の色 天然色を染める
「古き」に学ぶこと多く
美しい色には「灰」が必要
自然を巧みに利用する技術
インド藍はヨーロッパ人のあこがれ
世界のひとびとに愛された藍
藍は世界の人類共通の色なのである
日本の藍の歴史
色彩と階級性の話
天子の色と禁色
第三章 季の花色 (二十四節気にちなんで)
立 春 柳色の移ろい/ 雨 水 土筆出づるころ/啓 蟄 桃の雫 / 春 分 二たび、三たびの桜/清 明 桜は人の手によって /穀 雨 山吹の黄の鮮烈 /立 夏 ─新緑と、なお紫 /小 満 萌えいづる彩り/芒 種 淡紫の色香 /夏 至 夏なかばの半夏草/小 暑 苔のむすまで /大 暑 涼を呼ぶ 撫子 /立 秋 すすきに、葦に立秋を見る/処 暑 風にゆらぐ秋草 /白 露 白雲に輝る淡紫 /秋 分 菊花へつなぐ 「秋分」のころ/寒 露 栗の落ちるころに/霜 降 麗しい天空の湿り/立 冬 紅葉の赤く染まるのを待つころ/小 雪 彩りのない中に/大 雪 雪は月と花よりも麗し/冬 至 柚子の色香/小 寒 寒椿の彩りを愛でて/大 寒 寒中にもわずかな彩り