かんかん橋の向こう側

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かんかん橋の向こう側

1,980円(税込)
発売日2016年03月02日
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  • ISBN コード : 9784041038970
  • サイズ : 四六判 総ページ数: 464ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 132 × 188 × 22.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

温泉町の小さな食堂『ののや』を舞台に、少女の成長を描く傑作長編!

夫が急逝し残された食堂『ののや』を守る決意の奈央と、彼女を理解しようと努めながらもぎこちない母娘関係しか築けない18歳の真子。そんな母娘を温かく見守る常連客で、今夜も店は賑やかだった。そこへ、真子が痴漢と間違えたよそ者の青年、東山が店に現れる。『ののや』をモデルにした小説をネットで読んで、店のファンになったという東山だが、何か秘密を抱えているようだった。常連客の一人、野々村は妻の遺品を整理をしていて偶然、鍵のかかった箱を見つける。何とか開錠したその箱には、若かった頃の妻の秘密が隠されていた……。奈央を支えなければ…、でもこの町を出て自由に生きてみたい! 大学進学を来春に控え、心迷う真子はその気持ちを奈央に伝えきれずにいた。「人は帰る場所があるから、旅立つことができる」――小さな食堂を舞台に、人々の温かな絆とそこで成長した少女の旅立ちを描いた傑作長編!

著訳者プロフィール

●あさの あつこ:岡山県生まれ。大学在学中より児童文学を書き始める。『ほたる館物語』で作家デビュー。
『バッテリー』およびその続編で野間児童文芸賞、日本児童文学者協会賞、小学館児童出版文化賞受賞。「NO.6」シリーズ、「燦」シリーズ、『グラウンドの空』、『敗者たちの季節』『もりもり森のネコロッケ』他、その著作は絵本から時代小説まで幅広いジャンルに亘っている。

目次

第一章 十七歳の日付
第二章 青い風に乗って
第三章 闇と日溜まり
第四章 風が吹いて、陽が差して
あとがき
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