刃鉄の人

刃鉄の人

著者: 辻堂魁
704円(税込)
発売日2016年03月25日

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  • ISBN コード : 9784041040249
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 304ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 12.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

己の性根に従って生きる孤高の刀鍛冶、一戸前国包、見参!

『風の市兵衛』の著者入魂! 書き下ろし時代小説、新シリーズ開幕!

鍛え抜かれた刃鉄のように純粋で強靱な、
孤高の刀鍛冶・一戸前国包、見参!

時は元禄。
一戸前国包は京橋南の弓町で刀鍛冶を営み評判を呼んでいた。
家宝の刀に魅せられて以来、武士の身分を捨て刀鍛冶に心血を注いできたが、ある時、本家を通じて老中格・柳沢吉保の配下から密命が下る。
武蔵川越領で村人を斬殺した旗本の子弟を斬ってほしい、と。
「天稟の素質」と言われた神陰流の達人である国包の下した決断は――。
孤高にして矜恃を失わぬ男の熱き生き様が胸を打つ、書き下ろし新シリーズ第一弾! 解説・北上次郎


「もしいま、書店でこの文庫本を手にとって迷っているなら、『ちょっと面白いよ』と、あなたの耳元で囁きたい。ただいま、そんな気分である。」(解説より)
――文芸評論家 北上次郎氏

著訳者プロフィール

●辻堂魁:1948年高知県生まれ。早稲田大学文学部卒業後、出版社に勤務。退職後、本格的に執筆業に入る。江戸情緒、人の情、そして迫真の剣戟にあふれる作風には定評があり、人気急上昇中の時代小説作家。主なシリーズに、「風の市兵衛」(祥伝社文庫)、「仕舞屋侍」(徳間文庫)、「読売屋天一郎」(光文社文庫)などがある。
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