戦国の軍隊

戦国の軍隊

1,056円(税込)
発売日2017年06月17日

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  • ISBN コード : 9784044001889
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 304ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 12.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

前線、部隊、兵站、作戦・戦術……戦国大名の軍勢を軍事の視点から検証。

封建制の枠組みを壊すことなく、戦国大名が劇的な軍事改革を成し遂げられたのはなぜか。その答えは軍隊の「二重構造」にあった!支配階級に属し、重装歩兵の性格を強めた職能戦士の「侍」。被支配階級に属し、大量に動員された非正規雇用兵から成る「足軽・雑兵」。非正規雇用兵たちを兵力調達の調整弁とすることにより、戦国大名は、組織戦に対応できる軍隊を創り上げた――。軍事の視点から戦国史研究の欠落を埋める意欲作。

著訳者プロフィール

●西股 総生:1961年、北海道生まれ。学習院大学文学部史学科卒業。同大学院史学科専攻・博士課程前期課程卒業。目黒区教育委員会嘱託、三鷹市遺跡調査委員会、武蔵文化財研究所を経て現在フリー・ライター。城館史料学会、中世城郭研究会、日本考古学協会会員。著書に『戦国の軍隊』『「城取り」の軍事学』『土の城指南』(学研パブリッシング)、共著に『今日から歩ける! 超入門 山城へGO!』(学研バブリッシング)、『神奈川県中世城郭図鑑』(戎光祥出版)など多数。2016年大河ドラマ『真田丸』では戦国軍事考証を務める。

目次

はじめに 

第一章 戦いの現場から――天正十八年の山中城攻防戦 
 箱根路の戦雲
 渡辺勘兵衛の活躍
 山中城陥落

第二章 中世の軍隊――封建制的軍事力編成の原理 
 武士とは何者か
 封建制的軍隊の成立
 元冦から南北朝・室町時代へ

第三章 戦国の兵士は農兵か――軍団の編成と戦争の季節 
 後北条軍団を解剖する
 後北条軍団の諸相
 戦争と季節

第四章 足軽と長柄――軽装歩兵の戦列化 
 兵種別編成方式と領主別編成方式
 足軽とは何者か
 戦争を変えた長柄鑓

第五章 鉄炮がもたらした革新――集団戦から組織戦へ 
 兵種別編成方式の成立
 鉄炮と戦国の軍隊
 軍事上の画期

第六章 侍と雑兵――格差社会の兵士たち 
 侍と軍役
 侍たちの戦場
 戦国時代の非正規雇用兵
 二重構造の軍隊

第七章 補給と略奪――軍隊に出されつづける永遠の宿題 
 戦国時代の兵站
 小田原の役と補給
 飢餓と略奪

第八章 天下統一の光と影――信長・秀吉軍はなぜ強かったか 
 兵農分離と民兵動員
 鉄炮神話の再検証
 覇者の素顔
 戦国軍事革命の結末
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