救ってみろと放課後は言う

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救ってみろと放課後は言う

1,430円(税込)
発売日2016年11月30日
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  • ISBN コード : 9784041049822
  • サイズ : 四六判 総ページ数: 224ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 128 × 188 × 16.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

ただ、あの日の君を助けたかった。なのに、僕の「死の理由」は盗まれた――

寺島日登志が遺書を書き上げたのは、九月四日の午後のことだった。
心を決めたはずなのに、その日、まさかのひったくりに遭い、遺書と練炭の入った鞄を盗まれる。
聞き覚えのある声で分かったひったくり犯は、以前日登志が話したことのある、宇都宮の「聞き屋」だった。
仕切り直しを図るなか、日登志は以前から目をつけられている岸塚に呼び出される。
奴が恋人である睦美の名を口にするたび、日登志の胸はざわめいてしまう。
一方、友人・神山からの不審な電話で宇都宮駅に向かった瑠梨が発見したのは、ビルから落下して意識不明の神山の姿。血が広がる彼のそばに投げだされているのは、「遺書」だった。

自殺したがりな僕たちは、それでも誰かを救いたい。
『初恋は坂道の先へ』で第1回ダ・ヴィンチ「本の物語」大賞〈大賞〉を受賞した俊英がおくる、
謎が思わぬ方向に展開する切ない青春ミステリー!

著訳者プロフィール

●藤石 波矢:ふじいし・なみや●1988年、栃木県生まれ、東京都在住。大正大学文学部、東京ビジュアルアーツ映画学校卒業。2014年、『初恋は坂道の先へ』で第1回ダ・ヴィンチ「本の物語」大賞〈大賞〉を受賞しデビュー。ほかの著書に、『昨日の君は、僕だけの君だった』(幻冬舎)、『今からあなたを脅迫します』(講談社タイガ)がある。軽妙なセリフ回しと瑞々しい描写、そして読者に驚きを与える「謎」の解き明かしが特色の青春×ミステリーの書き手として注目されている。
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