退く者は斬る!　『明治維新という過ち』の著者による最新刊！

「明治維新」から150年。勝者によって書き換えられた偽りの歴史を斬る！！

尊攘激派のテロが横行する京都は騒乱状態。市中警備に奔走する新撰組の鬼の副長・土方歳三は、厳しい法度で隊士を統率。「幕府侍」の誇りを胸に秘め、官を名乗る賊徒に徹底抗戦して北へ――。京都、勝沼、宇都宮、会津。そして箱館で銃弾に斃れるまでの生涯を追う。

草莽の章　尚武の郷
◎八王子千人同心◎武州日野宿石田村◎女と剣と薬売り◎多摩の田舎剣法◎試衛館の華 沖田総司◎悲劇のエリート 山南敬助

動乱の章　洛中動乱
◎旅立ち◎浪士組分裂◎壬生浪士組◎新撰組登場◎芹沢粛清◎同士討ち 「池田屋事変」◎壬生の夕焼け

抗戦の章　東へ
◎鳥羽伏見◎開戦前夜◎刀槍の時代に非ず

流転の章　恭順せず
◎甲陽鎮撫隊惨敗◎江戸開城、なお恭順せず◎北へ◎土方散る

●原田　伊織：昭和21年京都・伏見生まれ。近江・佐和山城下、彦根城下で幼少年期を過ごし、大阪外国語大学を経て、現在、作家とマーケティングプランナー（Ｊ　ＰＲＯＪＥＣＴ代表）の兼業。著書に「明治維新という過ち」「官賊と幕臣」「大西郷という虚像」などがある。2017年6月講談社文庫版『明治維新という過ち 日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト〔完全増補版〕 』を刊行。