拡大自殺 大量殺人・自爆テロ・無理心中

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拡大自殺 大量殺人・自爆テロ・無理心中

1,870円(税込)
発売日2017年08月26日
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  • ISBN コード : 9784041051658
  • サイズ : 四六判 総ページ数: 216ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 127 × 190 × 12.5 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

なぜ人を道連れにするのか。絶望感と復讐心による拡大自殺の精神構造とは

2016年7月に起こった相模原障害者施設殺傷事件は日本社会に大きな衝撃を与えた。自分勝手な言い分によって引き起こされた事件は、死者19名、負傷者27名という、戦後最悪の大量殺人事件となった。世界を見渡しても、欧州や中東などで自爆テロが繰り返されているが、こうした不特定多数の人々を巻き込む大量殺人や自爆テロだけでなく、親子心中や介護心中などの無理心中にも通じるのが絶望感と復讐心だ。強い自殺願望に突き動かされ、誰かを道連れにせずにはいられない拡大自殺の根底に潜む病理を分析する。

第一章 大量殺人と拡大自殺
第二章 自爆テロと自殺願望
第三章 警官による自殺
第四章 親子心中
第五章 介護心中
終 章 拡大自殺の根底に潜む病理

著訳者プロフィール

●片田 珠美:広島県生まれ。精神科医。大阪大学医学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。フランス政府給費留学生としてパリ第8大学でラカン派の精神分析を学び、DEA(専門研究課程修了証書)取得。精神科医として臨床に携わり、臨床経験にもとづいて犯罪心理や心の病の構造を分析。社会問題にも目を向け、社会の根底に潜む構造的な問題を精神分析的視点から探究している。『無差別殺人の精神分析』(新潮選書)、『他人を攻撃せずにはいられない人』(PHP新書)、『「正義」がゆがめられる時代』(NHK出版新書)など著書多数。

目次

第一章 大量殺人と拡大自殺
第二章 自爆テロと自殺願望
第三章 警官による自殺
第四章 親子心中
第五章 介護心中
終 章 拡大自殺の根底に潜む病理
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