●棚花 尋平:北海道在住。高校二年から読書に目覚め、三十までになんとかデビューをと考え、各社新人賞及び「小説家になろう」に投稿を開始。貯金の目減りと迫るタイムリミットに怯えながら書籍化打診を待ち続け、2015年2月『用務員さんは勇者じゃありませんので』で念願の商業デビュー。 ●巖本 英利:星海社FICTIONS「約束の国 2」、辰巳出版「エスタ・ムエルタ-黒き蝶-」、電撃文庫「螺旋のエンペロイダー Spin2.」、ガガガ文庫「隣人は真夜中にピアノを弾く」、コバルト文庫「Rose in The Rain きみのいる場所」ほか、イラスト担当多数。
因縁再び! やはり勇者が立ちはだかる!!
砂漠で生き砂漠で死ぬのも悪くない、そう思い始めていた蔵人の前に、勇者たちを乗せた船が現れた。そこにはなぜか、イライダやヨビ、アカリの姿もあり、蔵人は勇者たちとの対面を決断する。謝罪や無関心、敵意とさまざまな反応を見せ、時に蔵人と衝突するも、勇者たちは目的の地へと向かい砂漠をあとにする。
一方イライダは、自身の母親を捜しに来たのだという。義理を果たすべく協力する蔵人。その後、勇者たちにその存在が露見してしまったことから、東端に最も近いオアシスの街に居を移すこととなる。
ところが、そこにもやはり勇者の影が。そして果てることのない部族間の抗争。
砂漠で生きていくことを決めた蔵人の戦いは続く……。
著訳者プロフィール
●巖本 英利:星海社FICTIONS「約束の国 2」、辰巳出版「エスタ・ムエルタ-黒き蝶-」、電撃文庫「螺旋のエンペロイダー Spin2.」、ガガガ文庫「隣人は真夜中にピアノを弾く」、コバルト文庫「Rose in The Rain きみのいる場所」ほか、イラスト担当多数。