骨と墓の考古学 大都市江戸の生活と病

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骨と墓の考古学 大都市江戸の生活と病

1,012円(税込)
発売日2018年05月25日
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  • ISBN コード : 9784044002817
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 256ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 10.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

病死? 事故死? 人柱? ──骨には人生が刻まれている

大都会のビル群の下、眠りつづける無数の骨。考古学者によって掘り起こされた「古人骨」は、かつてこの町に暮らした近世人の姿をいきいきと物語る。町人か侍か。病死か、事故死か、はたまた人柱か。銭や爪、入れ歯など副葬品の意味とは――? けがや流行り病、食事や性生活、衛生状態や老後の暮らしまで、文献に残らない歴史を、科学の力で解き明かす。人骨をみると「わくわくする」という著者が手まねきする、都市古病理学への招待。

*単行本『八百八町に骨が舞う 人骨から解く病気と社会』に加筆、改題し、文庫化したものです。

著訳者プロフィール

●谷畑 美帆:京都市生まれ。明治大学文学部史学地理学科考古学専攻卒業、東京藝術大学大学院芸術学科保存科学専攻修了(学術博士)。英国自然史博物館特別研究員などを経て、現在、明治大学黒曜石研究センターにセンター員として所属。著書に、『考古学のための古人骨調査マニュアル』『O脚だったかもしれない縄文人』『コメを食べていなかった?弥生人』がある。

目次

  はじめに

第一章 古人骨からみた江戸八百八町

人骨と江戸の町
墓と副葬品

第二章 骨と墓から何がわかるか

将軍の遺体と墓
墓からわかる江戸人の病気
何を食べていたのか
骨病変から考察する

第三章 地方の暮らし

武家の人たち
農村の人たち
江戸時代の日記から
異端とされた人々

第四章 一七、一八世紀の英国とロンドン

遺跡とペスト
遺跡は語る
一八世紀ロンドンの暮らし
地方の生活

第五章 近世都市・江戸

巨大都市、江戸
過密とクリーン
都市病理学の可能性

おわりに──墓のなくなる社会
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