増補 「戦後」の墓碑銘

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増補 「戦後」の墓碑銘

著者: 白井 聡
1,188円(税込)
発売日2018年05月25日
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  • ISBN コード : 9784044003753
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 432ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 15.5 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

なぜ、日本は堕ちていったのか? 100頁以上の新章を加えた増補決定版!

なぜ、日本は堕ちていったのか?
『永続敗戦論』『国体論』の著者が、平成の転換点をあぶり出す。
100頁以上の新章をはじめ、新たな論考を多数収録した増補決定版!

なぜ、日本は堕ちていったのか? 昭和に続き、「平成」が終わる。
この間、戦後政治は“冷戦後”の世界に対峙せず、戦後レジーム=永続敗戦レジームの変更ではなく強化、
さらには現実からの逃走に耽り、そして砂上の楼閣と化した。
国民益はもとより国益とも無縁な政治が横行することとなった平成。
その転換点はいつ、どこにあったのかを気鋭の政治学者があぶり出す論考集。
100頁以上の新たな論考を収録した増補決定版!

著訳者プロフィール

●白井 聡:1977年、東京都生まれ。京都精華大学人文学部総合人文学科専任講師。一橋大学大学院社会学研究科総合社会科学専攻博士後期課程単位修得退学。博士(社会学)。2013年に刊行した『永続敗戦論 戦後日本の核心』で第4回いける本大賞、第35回石橋湛山賞、第12回角川財団学芸賞を受賞。ほか、著作に『未完のレーニン <力>の思想を読む』『「物質」の蜂起をめざして レーニン、〈力〉の思想』『戦後政治を終わらせる』『国体論 菊と星条旗』などがある。

目次

文庫版はしがき
戦後と決別するために――序に代えて

第1章 「戦後」の墓碑銘
第2章 「永続敗戦レジーム」のなかの安倍政権
第3章 「戦後」に挑んだ者たち
第4章 生存の論理としての抵抗
【文庫版新章】第5章 平成政治の転換点
 戦後レジームと戦う人々へ――安保法制後の「永続敗戦論」
 政治の根本転換を見据えよ――いつまで騙され続けるのか?「TPP大筋合意」に思う
 【宜野湾市長選】ディズニー誘致の「嫌な感じ」
 三権分立を理解しようとしない人々
 福島以降の広島
 原発にまつわる本当のリスク
 「永田町よりもずっと危険な南スーダンに派遣された自衛隊員に起立拍手しよう!」の真意
 生業訴訟が闘い取ろうとするもの〜日本社会は福島の労苦を意義あるものにできるのか?
 いわゆる「保守派」は、「現実派」ではなく「幼児派」である
 日本の為政者に「独立国」としての誇りはあるのか? プーチンが突きつけた問い
 安倍昭恵氏と籠池諄子氏、メール会話の読みどころ
 轟いた「安倍ヤメロ」の意味
 安倍政権、改憲こそ究極の「権力の私物化」である
 二〇一七総選挙に寄せて――小池新党騒動から立憲民主党誕生へ、その意味を論ず
 星条旗振る愛国者
 八月を真の「祈りの季節へ」
 また低投票率の総選挙。政治から逃れられぬのに
 トランプ政権の登場と日本

文庫版あとがき
初出一覧
解説 中野晃一
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