浄土思想入門 古代インドから現代日本まで

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浄土思想入門 古代インドから現代日本まで

著者: 平岡 聡
1,870円(税込)
発売日2018年10月19日
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  • ISBN コード : 9784047036505
  • サイズ : 四六判 総ページ数: 256ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 127 × 190 × 14.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

教え・歴史・人物。仏教の本質を基礎からやさしく解説する。

念仏を称えれば、死後には阿弥陀仏の本願力に乗じて、善人も悪人も平等に西方の極楽浄土に往生すると説く浄土教。死を直視する教えはどのように変容してきたのか。インドで誕生したブッダの教えが、その後中国から日本に伝わり、法然により大きく展開された。結節点である法然を軸に浄土教の教えに迫りつつ、死を隠蔽し、科学の知を万能視して自我の肥大化が進行する、苦悩に満ちた現代社会を強かに生き抜くヒントを提供する。

序 章 現代社会における浄土教の意義
第一章 インド仏教史
第二章 浄土教の誕生
第三章 インドと中国における浄土教の解釈
第四章 鎌倉時代までの日本仏教
第五章 法然の浄土教
第六章 親鸞の浄土教
第七章 一遍の浄土教
第八章 近代以降の浄土教
終 章 浄土教が浄土教であるために

著訳者プロフィール

●平岡 聡:1960年京都市生まれ。佛教大学文学部仏教学科卒業。ミシガン大学アジア言語文化学科留学。1960年、京都市生まれ。京都文教学園学園長・京都文教大学学長。専門は仏教学。佛教大学大学院博士課程満期退学。博士(文学)。京都文教大学教授を経て、2014年より現職。著書に『ブッダの大いなる物語』『法華経成立の新解釈』『大乗経典の誕生』『ブッダの処世術』など。

目次

序 章 現代社会における浄土教の意義
  (一)現代とはいかなる社会か
  (二)現代社会を生き抜くために──物語の必要性

第一章 インド仏教史
  (一)初期仏教からアビダルマ仏教へ
  (二)大乗仏教の出現

第二章 浄土教の誕生
  (一)浄土教前史
  (二)浄土経典──浄土三部経と般舟三昧経

第三章 インドと中国における浄土教の理解
  (一)インドの浄土教家──龍樹・世親
  (二)中国の浄土教家──曇鸞・道綽・善導

第四章 鎌倉時代までの日本仏教
  (一)通史
  (二)浄土教の展開

第五章 法然の浄土教
  (一)生涯と思想
  (二)法然門下──聖光・隆寛・証空

第六章 親鸞の浄土教
  (一)生涯と思想
  (二)親鸞の継承者──覚如・蓮如

第七章 一遍の浄土教
  (一)生涯と思想
  (二)一遍と法然・親鸞との比較

第八章 近代以降の浄土教家
  (一)浄土宗系──山崎弁栄・椎尾弁匡
  (二)浄土真宗系──清沢満之・曽我量深・金子大栄

終 章 浄土教が浄土教であるために
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