青山に在り

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青山に在り

著者: 篠 綾子
1,760円(税込)
発売日2018年12月07日
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  • ISBN コード : 9784041072301
  • サイズ : 四六判 変形 総ページ数: 320ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 132 × 188 × 25.7 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

今いる場所を死所と定めて、尊く生きよ――傑作歴史青春小説!

川越藩筆頭家老、小河原左宮の息子・左京は学問と剣術いずれにも長け、将来を嘱望される13歳の少年。
ある日、城下の村の道場で出逢った貧しい農民出身の少年・時蔵が、姿形から剣の腕に至るまで、あまりにも瓜二つだったため、お互い自分の出自に疑いを持つ。
しかし他人のそら似らしいとわかると、時蔵の家に寄寓していた従妹のお通をまじえ、身分の差を超えた豊かな友情を育んでいく。
ある出来事を機に袂を分かった二人だったが、折しも尊皇攘夷や世直し一揆の風が全国に吹き荒れ、自衛のため、川越藩にも農兵部隊を創設し兵力として活用すべきではとの意見が持ち上がる。
時蔵は反対の意見を、百姓たちの代表として家老に訴え出るという。やり方を間違えれば強訴とも受け取られかねず、左京は友の為一肌ぬぐべく、時蔵のもとに馬を走らせる。
その先には、思いもかけない運命の悪戯が待ち受けていて…・…義心、友情、ほのかな恋心、そして子供時代との永遠の訣別。
ひたむきな少年の青春をダイナミックな時代背景と川越の風物に寄せて、生き生きと浮かびあがらせた傑作歴史青春小説!

著訳者プロフィール

●篠 綾子:1971年埼玉県生まれ。東京学芸大学卒業。。99年、『春の夜の夢のごとく 新平家公達草紙』で第4回健友館文学賞を受賞し、小説家デビュー]。03年、「明月に楽す」で新風舎出版賞奨励賞、05年、「虚空の花」で九州さが大衆文学賞佳作、17年、「更紗屋おりん雛形帖」シリーズで第6回歴史時代作家クラブシリーズ賞受賞。

目次

序章
一章 縁
二章 甘酒
三章 さらぬ別れ
四章 武州世直し一揆
五章 青山の賦
六章 お通の客
七章 子の日の松
八章 富津陣屋
九章 烈日
十章 道
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