シスター・ヒロ子の看取りのレッスン

out_of_stock

シスター・ヒロ子の看取りのレッスン

1,430円(税込)
発売日2018年10月18日
ほしいものリストに追加
電子書籍をブックウォーカーで購入

利用可能なお支払方法

クレジット(3Dセキュア) 代引き コンビニ atone キャリア 楽天Edy モバイルSuica Amazon Pay
  • ISBN コード : 9784040652306
  • サイズ : 四六判 変形 総ページ数: 184ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 130 × 188 × 12.5 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

「泣いたり笑ったりして生きていくのよ」シスターの慈愛の言葉は万能薬だ。

末期がんの母が人生最後の二週間を過ごしたのは、長崎の高台にある聖フランシスコ病院のホスピス病棟だ。悲しい別れの舞台だと思っていたホスピスで、母と私は思いがけず素晴らしい時間を過ごすことができた。特にシスター・ヒロ子の存在はとても大きい。小さな身体でスピーディーに移動し、笑顔とともに発せられる一風変わった言葉の数々に、私たちはどれほど救われたことだろう。もう母と会えなくなる寂しさや悲しみに心を奪われている私にシスターは言った。「死んでいく人は、残される人に向けてたくさんの贈り物をしているの。それに気づくことが逝く人に対してできる最大のことですよ」。シスターの言葉にハッとして顔を上げて気がついたこと。それは、母が残してくれた大きな贈り物の一つは、「シスターとの出会い」だったということを。かけがえのないシスター・ヒロ子との交流は、誰にでもできる慈愛に満ちた看取りのレッスンであり、笑いながら生きていくための優れたレッスンでもあったのだ。

著訳者プロフィール

●小出 美樹:1964年、長崎県生まれ。長崎市、福岡市などで編集・ライター業に従事。1999年、上京し、出版社勤務ののち、フリーランスの編集・ライターになる。2001年よりイラストを描きはじめ、『小説現代』などにイラスト連載。日本画も描き、随時個展を開催している。共著に『かまくらパン』(港の人刊)がある。鎌倉市在住。

目次

Lesson1 家族もちゃんと休むのよ 
Lesson2 自分の葬式に着る服を決めておく
Lesson3 穏やかに、静かに、ていねいに
Lesson4 美しい死に顔は感謝の気持ち 
Lesson5 天国の言葉を読む人と、読めない家族をつなぐもの
Lesson6 天国も極楽浄土も隣の座敷
Lesson7 本当の気持ちを知りたいならメガネを換えて
Lesson8 わがままは生きていることを楽しんでいるから
Lesson9 魂に寄り添うこと、尊ぶこと
Lesson10 役割から降りてみる
Lesson11 漢字を変えて感じてみる
Lesson12 お母さんの映画を一緒に楽しんで
Lesson13 想像力で遊びなさい
Lesson14  いまは許せなくていいの
Lesson15 祈りは人が心を取り戻す時間
Lesson16 やれることをやったら楽をして
Lesson17 逝く人がくれる贈り物を受け取って
Lesson18 みんな、泣いたり笑ったりして生きていく 
 
最近チェックした商品