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ある流刑地の話

814円(税込)
発売日1992年12月17日

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  • ISBN コード : 9784042083030
  • サイズ :文庫判    総ページ数: 336
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 13.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

絶望に効く短編、あります。20世紀を代表する作家の傑作短篇集。

流刑地の島を訪れた旅人は、奇怪な死刑執行台を見せられる。
無数の歯車と針のついたこの装置で、まもなく一人の男が処刑されるという。
旅人は気が進まないまま立ち合うことになり、この完璧な機械の説明を将校から受ける。
緊張が高まるなか、恐ろしい刑の執行が始まるが――。(『ある流刑地の話』)
ほかに「二つの対話」「観察」「判決」「村の医者」「断食芸人」「ある犬の探求」の7編を収録。

目次

二つの対話
 祈る男との対話/酔っぱらいとの対話
観察
 国道の子供たち/仮面を剥ぐ/ふいに散歩を思いつくこと/決意/山へ出かける/ひとり者の不幸について/商人/放心の展望/帰路/通りすぎるひとたち/乗客/衣裳/拒絶/騎手の反省のために/
 街にむいた窓/インディアンになりたいと思う/樹/不幸であること
判決
村の医者
 新しい弁護士/村の医者/立見席の男/古い記録/掟/ジャッカルとアラビア人/鉱山に来たひとたち/隣り村/皇帝の密書/父の心配/十一人の息子/兄弟殺し/夢/ある学士院への報告
ある流刑地の話
断食芸人
 最初の悩み/小さな女/断食芸人/ヨゼフィーネという歌手、または、ねずみ族物語
ある犬の探究