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愛の空間

2,200円(税込)
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発売日1999年08月04日
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  • ISBN コード : 9784047033078
  • サイズ :四六判    総ページ数: 439
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 126 × 189 × 0.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

野外性交はアブノーマルな楽しみとされているが、二〇世紀中頃までは日常的光景だった。日本人の男女が愛し合う場所はなぜ屋内に移ったのか? その過程と意味を報道記事・文学作品に探る、性愛の建築史!

〈目次〉
第一章 森の恋人たち
    皇居前広場
    『ぬれずろ草紙』の女たち
    占領軍兵士の性行動
    森へ行こう
    北海道の性愛事情
    「須磨子抱月物語」
    都市公園での性交渉
    しろうととくろうと
    野性の演出

第二章 芸者たちと、待合と
    待合とラブホテル
    男のあそびと水商売
    芸者を買う男たち
    売買春か性愛か
    抵抗した芸者たち
    芸娼妓の時代相
    風俗警察と、待合と
    警八風と、そのゆくえ
    船宿から待合へ
    風俗警察の防衛線

第三章 ソバ屋のできごと
    場所えらび
    ソバ屋へもくる芸者
    食と淫がわかれるまで
    東京名物とよばれた場所
    ソバ屋の北海道
    だるまがさわぐ店
    銘酒屋の女中たち
    別間をそなえた木賃宿

第四章 円宿時代
    郊外へ
    円タクと、円宿と
    円宿へいたるまで
    砂風呂の女給たち
    女中と鍵
    ダブルベッドがしめすこと
    アパートの女たち
    ラブにつられる男たち
    伝統とともに

第五章 鏡と風呂
    戦後復興
    クラゲのさかだち
    共同浴場
    家族風呂
    鏡の誘惑
    娼館のインテリア
    待合にあそぶ粋人たち
    最後の待合

第六章 ラブホテルの時代
    平安の王宮とベルサイユ
    女がよろこぶもの
    電動ベッドと回転ベッド
    電気アンマの可能性
    アワおどりもできる部屋
    赤線がきえてから
    「トルコ」とパンマ
    ラブホテルをつくるもの

第七章 意匠、風俗、そして警察
    クリスタルな部屋えらび
    ベッド・テクノロジーの終焉
    シティホテルへむかう恋
    性の呪縛をのりこえて
    ディズニーランド
    新風営法とラブホテル
    ビッグ・バン
    犯罪と風俗
  あとがき