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漱石俳句探偵帖

1,540円(税込)
在庫切れ
発売日1999年11月29日
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  • ISBN コード : 9784047033108
  • サイズ :B6判    総ページ数: 248
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 128 × 182 × 15.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

洒脱な文体と俳味あふれる作品世界の陰で、漱石先生はどんな顔で俳句をひねっていたのか。句作を渉猟し、史料を駆使して、漱石先生の名作の背後にある心象風景を見つめる、知的刺激に満ちたエッセイ。

〈目次〉
   1
まったく無能な教師なり
シェイクスピアに張り合って
英文学者の漢詩好き
「狐鼠々々、烏鷺々々」した話
「古池や」をめぐって
   2
米山天然居士の「墓」
『草枕』の隠し味
是は几薫調である
命のやりとりをする精神で
『虞美人草』のはじめと終り
「厠半ばに」をめぐって
   3
是は謡曲好きのものにて候
「無限の素琴」を聞く
僧帰る竹の裡こそ寒からめ
「余裕のある小説」を愚考する
『蒙求』はアイディアの宝庫
   4
「死こそ真のリアリティだ」
よく眠る人、夢みる人
われ風流という趣を愛す
「モナリザの微笑」は気味悪い
性病専門の診療所に入院して
たった「一人」の句を拾う
   5
「清和源氏」の末裔である
下戸がうたう「菊花の酒」
食いしん坊という話
立小便する(?)大先生
「悪妻」について一言
   6
早稲田「漱石公園」にて
松山「愚陀仏庵」を訪ねて
阿蘇の薄の原をゆく
天草「海に夕日を」の旅
あとがき