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陶淵明 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

イラスト: 谷口 広樹
デザイン: 谷口 広樹
792円(税込)
発売日2004年12月25日

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  • ISBN コード : 9784043675043
  • サイズ :文庫判    総ページ数: 256
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 10.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

帰りなん、いざ…。そう言って田園に帰った詩人が残した魂の叫び!

陶淵明は41歳のとき、「帰りなんいざ。田園まさにあれんとす」といって、つとめを辞めて故郷に帰り、隠遁生活を送ります。そして自らの田園体験を通して感じた、日常生活の喜びや苦しみ、揺れ動く自分の心を素直に詩に表現しました。当時としては珍しい、口語や俗語を取り入れた親しみやすい詩は、現代人の心にも共感を呼び起こします。「帰去来辞」や「桃花源記」を含め、代表的な詩の世界を味わい、詩人の心に近づける一冊。

著訳者プロフィール

●釜谷 武志:1953年生まれ。神戸大学名誉教授。京都大学大学院文学研究科博士後期課程中退。主な著書に、『陶淵明〈距離の発見〉』(岩波書店)などがある。

目次

はじめに
解説──陶淵明の文学と生涯

四言詩
 子に命ず

五言詩(1)
 形影神 并びに序
 園田の居に帰りて 五首
 諸人と共に周家の墓の柏の下に游びて
 郭主簿に和す 二首(うち一首)
 歳暮 張常侍に和す

五言詩(2)
 始めて鎮軍参軍と作りて曲阿を経しときに作る
 庚子の歳五月中 都より還るに 風に規林に阻まる 二首(うち一首)
 辛丑の歳七月 赴仮して江陵に還り 夜塗口を行きて
 癸卯の歳始春 田舎に懐古す 二首(うち一首)
 己酉の歳九月九日
 庚戌の歳九月中 西田に於て早稲を穫す

五言詩(3)
 飲酒二十首 并びに序(うち六首)

五言詩(4)
 子を責む 
 会ること有りて作る 并びに序
 雑詩 十二首(うち二首)
 貧士を詠ず 七首(うち二首)
 山海経を読みて 十三首(うち三首)
 挽歌の詩 三首

辞・記・伝
 帰去来の辞 并びに序
 桃花源の記 并びに序
 五柳先生伝

陶淵明略年譜
陶淵明関係地図