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悪党が行く ピカレスク文学を読む

著者: 鹿島 茂
1,760円(税込)
在庫切れ
発売日2007年02月28日
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  • ISBN コード : 9784047034051
  • サイズ :四六判    総ページ数: 288
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 127 × 190 × 19.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

「悪と悪党」の魅力に迫る画期的文学案内!

悪党はなぜこんなにも人々を魅了し、人はそれを文学に表現するのか? バルザックが生み出したヴォートランをはじめ、ピカレスク文学に登場する悪のヒーローに迫り、悪と悪党の魅力を解き明かす!

〈目次〉
ヴォートラン
  悪と悪党の魅力とは
  悪の権化と愛

ドン・ジュアン
  悪党がヒーローになるメカニズム
  女たらしか、ヒーローか

ラーサロ
  悪対悪の物語
  悪知恵と自滅

フランション
  エロと笑いのポトフ
  女版ピカレスク
  色事遍歴の小船

ジル・ブラース
  悪党小説の教訓
  騙し騙されの悪党修業
  悪党最大の教え

ヴァルモン
  男女の仲の「悪の道」
  恋が生まれるメカニズム
  退却と攻撃のテクニック
  悪党の恋

ラモーの甥
  街の哲学者
  悪徳の栄え、美徳の不幸
  人生真理をつく名言

トム・ジョーンズ
  アンチ・ロマン風の悪党小説
  イギリスの時代精神を体現
  契約と罠
  愛か信用か

ヴォートラン再び
  悪党の中の悪党
  悪党の愛
  強者のアキレス腱

あとがき

著訳者プロフィール

●鹿島 茂:1949年、横浜市生まれ。フランス文学者。エッセイスト。著書は、『馬車が買いたい』(サントリー学芸賞)、『子供より古書が大事と思いたい』(講談社エッセイ賞)、『職業別パリ風俗』(読売文学賞)の他、『オール・アバウト・セックス』『甦る昭和脇役名画館』など多数。