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エルヴィス、最後のアメリカン・ヒーロー

1,760円(税込)
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発売日2007年07月31日
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  • ISBN コード : 9784047034136
  • サイズ :四六判    総ページ数: 240
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 127 × 190 × 0.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

没後30年にして音楽シーンの現在にも衝撃を与えるエルヴィスとは何か?

一九五六年、突如世界の若者を熱狂の渦に巻き込んだ、エルヴィス・プレスリー。死後も世界にメッセージを伝え続ける彼は何をなしとげ何を人々に残したのか。アメリカ文化の視点で奇跡の人生に迫る。

〈目次〉
プロローグ

第一章 こんな危険な音を!(一九五四年 メンフィス)
    一枚のレコードの衝撃
    おそるべきアメリカ南部の人種差別
    アメリカ史の汚点「プレッシー判決」」
    サーグッド・マーシャルの戦法と劇的勝利
    歴史的な方向転換を促した「ブラウン判決」
    南部白人社会の一斉反発
    五〇年代南部を襲う変化
    労働者階級のパワーとロックンロール

第二章 エルヴィスが社会を動かした(一九五〇年代)
    若者世代の台頭
    ロックンロール全盛と南部社会
    「ニューヨークは僕を変えられない!」
    ハリウッドの新しいスターの誕生
    エルヴィスとジェイムズ・ディーン

第三章 永遠なるものを求めて(激動の一九六〇年代)
    エルヴィス、再び王座に
    一九六〇年代のアメリカとエルヴィスの自己探求
    激動の六〇年代とカウンター・カルチャー
    ヴェトナム戦争と公民権運動
    その時エルヴィスは?
    栄光の復活「’68カムバック・スペシャル」

第四章 全体が一つのゴスペルだったコンサートゅコンサート時代)
    最強のステージ・パフォーマー
    深まる社会不安と脅迫状
    エルヴィス、大統領に接見する
    コンサートの原点ゴスペル
    エルヴィス・サウンドのルーツ
    メンフィスのゴスペル事情
    ゴスペル誕生の歴史
    ニグロ・スピリチュアルの伝統
    一つのゴスペルだったエルヴィスのコンサート

第五章 最後のアメリカン・ヒーロー その栄光と死、そして復活
    ロマンティックなアメリカ南部神話
    南部騎士道物語のプリンセス誕生
    女らしさの神話の崩壊と正しい女性の創造
    別離の歌、セパレート・ウェイズ
    天才の栄光と孤独
    追い討ちをかける暴露本
    衝撃的な突然の死と混乱
    加熱する「エルヴィス現象」
    癒しのアーティスト、痛みのアーティスト
    永遠のアメリカン・ヒーロー

参考文献

あとがき
エルヴィスCD・DVDカタログ

著訳者プロフィール

●前田 絢子:フェリス女学院大学教授。アメリカ文学・アメリカ文化専攻。早稲田大学大学院博士課程修了。エルヴィス研究家としても知られ、一九九六年のエルヴィス・プレスリー国際会議(ミシシッピー大学主催)でも研究を発表。著書に『エルヴィス雑学ノート』(ダイヤモンド社)など。