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木田元の最終講義 反哲学としての哲学

著者: 木田 元
692円(税込)
在庫切れ
発売日2008年05月24日
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  • ISBN コード : 9784044086015
  • サイズ :文庫判    総ページ数: 176
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 7.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

西洋哲学が一挙にわかる反哲学の視点とは? 哲学入門としても最良の一冊!

ハイデガー哲学の核心を「反哲学の哲学」として読み解き、哲学を日本人にも身近な学問にした哲学者、木田元。若き日の焦燥と絶望の中で出会った「存在と時間」に魅せられ、ハイデガーを読みたい一心で大学へ進学。以後50年に亘る哲学三昧の日々と、その研鑽の果実としての独創的ハイデガー読解の誕生まで、現代日本を代表する哲学者が自身の生と哲学を語る最終講義。補説「「存在と時間」をめぐる思想史」を併録。
解説・村岡晋一

著訳者プロフィール

●木田 元:1928年生。哲学者。中央大学文学部専任講師・助教授を経て72年より同教授。99年に定年退職後、同大学名誉教授に就任。『ハイデガーの思想』等々により既存のハイデガー解釈を一新。メルロ・ポンティ、フッサールなど、現代西洋哲学の主要著作の平易な翻訳で知られる。

目次

はじめに
大学に入るまで
ドストエフスキーに魅入られて
ドストエフスキー論
ドストエフスキーとキルケゴール
『存在と時間』を読みたくて
大学に入ってから
哲学への深入り
『存在と時間』の読み方
未完の書としての『存在と時間』
『現象学の根本問題』
『存在と時間』と『現象学の根本問題』の関係
ナトルプ報告
メルロ=ポンティからの示唆
ハイデガーの性格の悪さ
ハイデガーが分かってきた
ニーチェの遺産
〈存在と時間〉
哲学批判としての哲学


最終講演
哲学と文学
 エルンスト・マッハをめぐって
於・中央大学人文科学研究所【1999.2.25】

はじめに
マッハとフッサール
マッハとゲシュタルト理論
マッハとレーニン
マッハとその思想
力学主義的物理学
現象学的物理学
感性的要素一元論
全体論
現象学的物理学とエネルゲティーク
〈現象学〉の意味
マッハとアインシュタイン
進化論的認識論
マッハとニーチェ
思考経済説
マッハ主義
ウィーン学団
ウィトゲンシュタインの〈現象学〉
ホーフマンスタール
ムージル
マッハとヴァレリー


最終講義・補説
『存在と時間』をめぐる思想史

『存在と時間』という本
『存在と時間』とその時代
『存在と時間』とナチズム

あとがき
文庫版あとがき
木田元略歴