桃太郎の誕生

桃太郎の誕生

1,210円(税込)
発売日2013年08月24日

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  • ISBN コード : 9784044083182
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 512ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 18.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

だれもが聞いた物語に秘められた謎とは

幼いころ、だれもが胸をときめかせて聞いた桃太郎や一寸法師、瓜子姫など''小さ子''の物語には、神話時代の謎が秘められていた。全国各地に伝わる説話を収集して子細に分析、そこに込められた日本民族固有の信仰を見出す。知的好奇心を刺激する歴史的名著。解説・関敬吾、赤坂憲雄

著訳者プロフィール

●柳田 国男:1875年兵庫生まれ。民俗学者。東京帝国大学法科大学卒業後、農商務省に入り、法制局参事官、貴族院書記官長などを歴任。1935年、民間伝承の会を創始し、日本民俗学の独自の立場を確立。1962年逝去。『新版 遠野物語 付・遠野物語拾遺』(角川ソフィア文庫)ほか著書多数。

目次

 自序
 改版に際して

桃太郎の誕生
 一 知られざる日本
 二 民譚二種
 三 童話の起こり
 四 童話とその記録
 五 赤本の災厄
 六 桃と瓜
 七 妻もとめ
 八 昔話のもとの姿
 犬子噺
 あくと太郎

海神少童
 一 はなたれ小僧様
 二 薪を採る翁
 三 貧者の奉仕
 四 竜宮の女性
 五 海の神の贈りもの
 六 しこ名と醜い容
 七 説話の成長素
 八 興味と教訓
 九 善玉悪玉
 一〇 将来の神話学
 延命小槌
 嘉手志川
 竜宮小僧

瓜子織姫
 一 昔話の分布
 二 瓜の中からお姫様
 三 瓜と桃
 四 申し児の霊験
 五 驚くべき成長
 六 瓜子姫の事業
 七 瓜子姫の敵
 八 動物の援助
 九 瓜子姫の復活
 諸国の瓜子姫
 天之探女
 黄金の瓜

田螺の長者
 一 舌切雀と腰折雀
 二 蛙の王子と蛇の王子
 三 小泉小太郎と泉小次郎
 四 タミナの聟とツブの長者
 生きている小太郎
 五分次郎
 かしこ淵
 田螺聟入

隣の寝太郎
 一 治水拓土の功績
 二 長者の聟
 三 奥州のならず者
 四 沖縄の睡虫
 五 「物草太郎」の草子
 六 博打聟入りのこと
 七 せやみ太郎兵衛
 八 信州の信の宮
 山田の露
 妻に助けられて

絵姿女房
 一 黒川能の起こりと瓜子姫
 二 桃売り殿様
 三 エンブの果報
 四 安積山の糠次郎
 五 般若寺の磐若姫
 六 六十六本の扇
 七 殿様の無理難題
 八 白介の翁
 髪長媛
 山路の笛

狼と鍛冶屋の姥
 一 産杉の伝説
 二 犬梯子と猫の智慧
 三 鍋かぶりと茶釜の蓋
 四 猫と狐と狼
 五 高木加門の妻
 六 朝比奈氏の先祖
 七 狼と赤児
 八 荒血山の物語
 九 良弁僧正の杉
 古屋の漏り
 狼と鏡と火

和泉式部の足袋
 一 熊の子鹿の娘
 二 浄瑠璃御前の生い立ち
 三 鹿母夫人
 四 南無薬師
 五 雨乞い小町など
 六 誓願寺と鳳来寺
 七 清少納言の亡霊
 八 横山の禰宜

米倉法師
 一 盲と文芸
 二 笑話の分布
 三 蚯蚓の歌
 四 盲をからかう話
 五 餅と座頭
 六 狐と座頭
 七 狼と座頭
 八 水の神に仕うる者
 九 信仰から文芸へ

 注釈
 解説  関 敬吾
 新版解説  赤坂憲雄
 索引
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