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高杉晋作 情熱と挑戦の生涯

792円(税込)
発売日2014年07月25日

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  • ISBN コード : 9784044092108
  • サイズ :文庫判    総ページ数: 256
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 10.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

「面白きこともなき世に面白く」。幕末維新の風雲児 高杉晋作の真実!

尊王攘夷運動の急先鋒・高杉晋作。幕末動乱を駆け抜けた英雄として、痛快な側面ばかりが伝えられる長州藩士の素顔とは。「書き魔」の晋作が残した、手紙や日記、詩歌の草稿など、切実な思いが詰まった多くの史料を紹介。国や藩を背負った青年武士は何に悩み、何に怒り、何に喜び、闘い続けたのか――。いまだ語られることのなかった等身大の高杉晋作を掘り起こし、新たなる実像を浮かび上がらせる本格評伝!

著訳者プロフィール

●一坂 太郎:1966年、兵庫県生まれ。大正大学文学部史学科卒。東行記念館学芸員を務めるが同館閉館により退職。現在、萩博物館特別学芸員・至誠館大学特任教授・防府天満宮歴史館顧問。著書に『高杉晋作 情熱と挑戦の生涯』『高杉晋作の手紙』『長州奇兵隊』『幕末歴史散歩東京篇』『幕末歴史散歩京阪神篇』『幕末時代劇「主役」たちの真実』『高杉晋作の「革命日記」』『史伝吉田松陰』『幕末維新の城』ほか。講演、テレビ出演も多い。

目次

 まえがき

第一章 出自
高杉家のおこり
防長二州に封じ込められる
坂時存の血脈
藩を動かす晋作の一族
晋作誕生
晋作少年の伝説
黒船騒動を体験

第二章 松陰との出会い
負けず嫌いな晋作
吉田松陰と松下村塾
田上宇平太が結ぶ糸
師への手紙
江戸へ
暴走する師
間部暗殺計画
江戸での晋作
晋作の苦悩
獄中からの手紙
松陰処刑

第三章 マサとの結婚
萩城下一の美人
航海実習の命下る
途絶えた航海日記
「試撃行」へと旅立つ
壬生の松本五郎兵衛
象山・小楠との出会い
三年門を閉めて学問
世子小姓役として初出仕
航海遠略策をめぐって
刺客志願

第四章 海外へ
ヨーロッパ行きの内命
上海行き
長崎からの手紙
アメリカ人と話す
長崎貿易を見る
上海へ
上海到着
ガーデンブリッジの衝撃
孔子廟はイギリス軍の陣営に
異国の友
西洋式軍隊とアームストロング砲
蒸気船購入の契約

第五章 内憂外患
留守中の政治情勢
独歩登天の志
ついに行動の人へ
外国公使暗殺計画
英国公使館焼き打ち
英国公使館全焼
幕府を苦境から救う
松陰を神格化
京都へ
周布政之助という理解者
帰国して隠棲
ついに攘夷断行
晋作登場
奇兵隊結成
白石正一郎のこと

第六章 変革へのエネルギー
奇兵隊の下関防御
小倉藩との確執
先鋒隊対奇兵隊
ついに衝突
八月十八日の政変
政変後の政権交代
浪華城攻撃計画
鎮静失敗
出奔
すさんだ日々
投獄
京都で敗走
四ヶ国連合艦隊の下関砲撃
講和談判
賠償金は幕府が払え
「正義」と「俗論」と

第七章 決起する
九州へ
御楯隊の挙兵計画
晋作、諸隊を説く
新地会所襲撃
支援者たち
奇兵隊立つ
山県狂介のしたたかさ
諸隊が萩を包囲
成算があった挙兵か
諸隊と干城隊と
面白くない晋作
下関開港計画

第八章 「面白きこともなき世に……」
四国亡命
うのを連れて行く
薩摩藩との提携
将軍家茂の親征軍
西郷・木戸の会談
長崎行き
妻と愛人の間で
開戦
小倉落城
病状が悪化
ひとり息子の成長
晋作の死
脱隊騒動
家族たちのその後
「犠牲者」になること

 高杉晋作略年譜
 高杉家略系図と関係地図
 主要参考文献
 あとがき