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折口信夫 魂の古代学

著者: 上野 誠
1,012円(税込)
発売日2014年09月25日
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  • ISBN コード : 9784044092146
  • サイズ :文庫判    総ページ数: 304
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 12.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

独自の古代学を切り拓いた折口信夫。多彩な仕事を貫く根源的な問いとは?

マレビト、依代、常世など数々の創造的概念によって、独自の古代学を切り拓いた折口信夫。多彩な仕事を貫く根源的な問いとは? 戦前の神道教学への批判。万葉集の初の口語訳。身体の美を語る芸能研究。自らの実感を表現する小説作品。震災下の朝鮮人殺害に抗議する激しい詩篇……。急激な近代化の渦中で、未来の日本人のために新たなる信仰を求めて時代と格闘。日本人の心の奥底にある古代的な宗教心性を解きあかそうとした、知の巨人の姿に迫る。

著訳者プロフィール

●上野 誠:1960年、福岡県朝倉市生まれ。國學院大學文学部日本文学科教授(特別専任)。奈良大学名誉教授。万葉文化論専攻。國學院大學大学院文学研究科博士課程後期単位取得満期退学。博士(文学、愛知学院大学)。著書に『古代日本の文芸空間‐万葉挽歌と葬送儀礼‐』(雄山閣出版)、『芸能伝承の民俗誌的研究‐カタとココロを伝えるくふう‐』(世界思想社)、『はじめて楽しむ万葉集』(角川ソフィア文庫)、『折口信夫的思考‐越境する民俗学者‐』(青土社)、など多数。NHK「100de名著」、折口信夫「古代研究」講師。

目次

第1章 魂の学―折口信夫の棺を蓋う
第2章 神と天皇―ぶきように、したたかに生きる
第3章 抗議する詩人―静かだが呪うように
第4章 みんなの万葉集―悪戦苦闘する若き古典教師
第5章 芸能を裏側から視る―折口信夫の誕生