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「食いもの」の神語り 言葉が伝える太古の列島食

1,870円(税込)
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発売日2015年01月22日
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  • ISBN コード : 9784047035515
  • サイズ :四六判    総ページ数: 208
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 127 × 190 × 11.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

「食」にまつわることばから、日本の太古食の豊かさを描き出す。

貝・菜・魚・肉・果・豆・根・米・餅・塩・酢・酒・贄……、記紀・万葉などを手がかりに、食を表すことばを読み解き、日本列島に太古から生きていた人々が何を食べて命を繋いできたのかを検証する。

〈目次〉
   はしがき
1部 「食ひて活くべきもの」の神語り
一 オホゲツ姫の殺害と穀草の誕生
二 天照大神による水田稲作の開始
三 トヨの国名に関わるイモ(芋)と穀物由来の国名群
四 海サチ・山サチという神語
五 祝詞のミテグラ(供物)
六 万葉集「乞食者詠」と調理・保存用語

2部 神ながらの食い物呼称
(1) カヒ──貝・穎 他
(2) ナとウヲ──菜・魚
(3)シシとシギ──獣肉、鳥肉
(4) クダ物とクリ──果、栗
(5) くさぐさの種つ物──粟・黍・稗・麦、小豆・大豆
(6) モ・メ、ノリ、コンブ──藻、海苔、昆布
(7) ネ──根
(8) イネ・シネとヨネ──稲、米
(9) イヒ・ママ──飯
(10) カユとモチ・モチヒ──粥、餅
(11) コ(ナ)──粉
(12) シホ、ス、アメ、アブラ──塩、酢、飴、油
(13) ミヅとユ、シル──水・湯・汁
(14) サケ、(ミ)キ・クシ・ミワ──酒
(15) ミケ・ニヘ・アヘ──御食・贄・饗

著訳者プロフィール

●木村 紀子:1943年生まれ。愛媛県松山市出身。奈良県在住。奈良大学名誉教授。専攻は言語文化論・意味論。主著に『古層日本語の融合構造』『ヤマトコトバの考古学』『古事記 声語りの記』(以上、平凡社)、『書と声わざ――「宇治大納言物語」生成の時代』(清文堂出版)、『原始日本語のおもかげ』『日本語の深層』(平凡社新書)、校注に『塵袋』全2巻、大西晴隆と共著(平凡社東洋文庫)、訳注に『催馬楽』(同)がある。