なんでもないもの 白洲正子エッセイ集<骨董>

なんでもないもの 白洲正子エッセイ集<骨董>

編者: 青柳 恵介
836円(税込)
発売日2015年04月25日

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  • ISBN コード : 9784044094836
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 256ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 10.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

骨董をめでる眼の愉しみ、使うよろこびと美の快楽を綴る珠玉のエッセイ。

白洲正子は、お能も骨董、歴史も骨董、人間だって骨董、という比喩でよく人を煙にまいたという。観念ではなく、骨董に向き合うことで得る直覚は、正子のさまざまな分野でのものを見る眼を支えた。古伊万里・織部・信楽などの古陶磁、天啓赤絵や李朝白磁、古代ガラス工芸品、古面や旗指物、十一面観音などの仏像にいたるまで、白洲正子の審美眼を鍛えた骨董たち。小林秀雄に「おそろしい素人」と評させた骨董の思いを語る。

著訳者プロフィール

●白洲 正子:1910〜1998。評論家・随筆家。日本の古典・芸能・美術・工芸などを研究。祖父は海軍大将樺山資紀、父は貴族院議員愛輔、夫は白洲次郎。著書に『かくれ里』『近江山河抄』『明恵上人』『西行』『日本のたくみ』『お能の見方』など多数。
●青柳 恵介:1950年生まれ。古美術評論・随筆家。成城大学大学院博士課程(国文学)終了。著書に『風の男・白洲次郎』『骨董屋という仕事』など、編著に『白洲正子「ほんもの」の生活』『別冊太陽 青山二郎の眼』など多数。

目次

焼物の話
暮しの中の美
スペインの夢
物は人なり
ほんもの・にせもの
骨董の世界
古代ガラス
月謝は高かった
広田熙
芹沢さんの蒐集
バーナード・リーチの芸術
戦国時代の意匠
あたしのお茶
持仏の十一面観音
信楽・伊賀のやきもの
骨董夜話
たたけば音の出るような実在感
私の茶の湯観
天上大風 良寛
民芸に望む
十一面観音 磚仏
李朝 染付辰砂水滴
法隆寺 鍍金鈴
織部 菊花文角皿
旅枕
李朝の白壺
陶芸のふるさと
よびつぎの文化
「ととや」の話
私の骨董
骨董との付き合い

 解説 「なんでもないもの」 青柳恵介
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