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春琴抄

396円(税込)
発売日2016年06月18日

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  • ISBN コード : 9784044001292
  • サイズ :文庫判    総ページ数: 128
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 5.5 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

マゾヒズムを究極まで美麗に描いた谷崎の代表作!

マゾヒズムを究極まで美麗に描いた谷崎の代表作!

九つの時に失明し、やがて琴曲の名手となった春琴。美しく、音楽に秀で、しかし高慢で我が儘な春琴に、世話係として丁稚奉公の佐助があてがわれた。どんなに折檻を受けても不気味なほど献身的に尽くす佐助は、やがて春琴と切っても切れない深い関係になっていく。そんなある日、春琴が顔に熱湯を浴びせられるという事件が起こる。やけどを負った女を前にして佐助は――。異常なまでの献身によって表現される、愛の倒錯の物語。解説/山崎ナオコーラ。

著訳者プロフィール

●谷崎 潤一郎:谷崎潤一郎 1886年東京生まれ。東京帝国大学国文科中退。1920年。第二次「新思潮」を創刊、「刺青」「麒麟」を発表。1960年に文化勲章受賞。1965年7月没。