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よくわかる曹洞宗 重要経典付き

著者: 瓜生 中
836円(税込)
発売日2016年07月23日

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  • ISBN コード : 9784044001346
  • サイズ :文庫判    総ページ数: 240
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 9.5 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

教えから歴史・経典・寺院まで。知っておきたい基礎知識を完全網羅!

釈迦伝来の「正伝の仏法」を拠り所とし、只管打座に象徴される坐禅を教えの根幹にすえる曹洞とは何か。「禅」の成り立ちや基礎知識と共に、道元や瑩山紹瑾ほか高僧の教えと生涯、永平寺や總持寺など主要寺院の来歴を丁寧に解説。また『修証義』『般若心経』『五観の偈』をはじめ、日頃読まれる経典をふりがな付きの原文と現代語訳で収録する。全国約1万6千ヵ寺を誇る曹洞宗が一冊でよくわかる! 読経や写経にも使える入門書。

著訳者プロフィール

●瓜生 中:1954年東京生まれ。早稲田大学大学院修了。東洋哲学専攻。仏教・インド関係の研究、執筆を行い現在に至る。著書は、『知っておきたい日本の神話』『知っておきたい仏像の見方』『知っておきたい般若心経』『よくわかるお経読本』『よくわかる浄土真宗 重要経典付き』ほか多数。

目次

第一章 禅と曹洞宗の基礎知識

仏教以前からの修行方法だったヨーガ
苦行を捨て坐禅に望みを託した釈迦
釈迦の坐禅にならった達磨大師
入門が難しい禅宗
禅宗は中国で成立した
曹洞宗の名前の由来
禅のスローガン――不立文字・以心伝心ほか
清規――禅宗寺院独自の規律
日本に禅宗はいつごろ伝えられたか
曹洞宗・臨済宗・黄檗宗の違い
曹洞宗の本尊と諸尊  ほか

第二章 道元の生涯と教え

入宋と正師との出会い
帰国後の試練
永平寺の創建
座るだけが坐禅ではない
只管打坐と心身脱落
生死即涅槃
行持道環――修行は永遠に続く
修証一如   ほか

第三章 道元以降の曹洞宗

永平寺第二世・孤雲懐浄
永平寺と袂を分かった第三世・徹通義介
能登總持寺を創建した瑩山紹瑾
民間信仰を積極的に取り入れる
永平寺派と總持寺派の争い
横浜・鶴見に拠点を移した總持寺
曹洞宗の高僧
峨山韶碩/鈴木正三/月舟宗胡/卍山道白/面山瑞方/大愚良寛


第四章 曹洞宗の主な寺院

永平寺(曹洞宗大本山)
總持寺(曹洞宗大本山)
能登總持寺(總持寺祖院)
大乗寺(徹通義介が禅寺に改めた寺)
最乗寺(大雄山)
可睡斎(日本一のトイレで有名)
妙厳寺(豊川稲荷)
興聖寺(道元が最初に開いた参禅道場が前身)
永興寺(道元を荼毘に付した場所に建てられた寺)
宝慶寺(道元の弟子の中国僧が開山)
永光寺(瑩山紹勤創建の寺)
大慈寺(順徳天皇の皇子が創建した寺)
恐 山(最北の霊場)
正法寺(伊達家が帰依した東北の名刹)
善宝寺(曹洞宗三大祈祷寺)
大中寺(徳川幕府が保護した関三刹のひとつ)
茂林寺(分福茶釜の寺)
修善寺(源頼家暗殺の地)  ほか

第五章 曹洞宗のお経

修証義
法華経 観世音菩薩普門品偈
般若心経
懺悔文
開経偈
大悲心陀羅尼
普回向
五観の偈
道元の主な著作
『普勧坐禅義』『正法眼蔵』『典座教訓』『宝慶記』『仏祖正伝菩薩戒作法』『永平広碌』『学童用心宗』『永平清規』『正法眼蔵随聞記』『傘松道詠集』
瑩山紹瑾の主な著作
『伝光録』『信心銘拈提』『瑩山清規』『坐禅用心記』『洞谷記』


付録 曹洞宗の年中行事と法要
関連年表