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トヨタの失敗学 「ミス」を「成果」に変える仕事術

1,540円(税込)
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発売日2016年08月03日
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  • ISBN コード : 9784046016300
  • サイズ :四六判    総ページ数: 240
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 128 × 188 × 15.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

70万部突破!シリーズ最新刊。「ミス」を「成果」に変えるトヨタメソッド

「失敗=悪」。これが世間の常識です。だから誰もが「失敗などしたくない」と思いながら仕事をしています。
「失敗したら上司に叱られる…」
「 問題を起こせばまわりに迷惑をかけてしまう…」
「 失敗したら責任をとらされる…」

 このような事態が想定できるからこそ、
「失敗しないように無難に進めよう」
「失敗したら、バレないように隠してしまおう」
「いざとなったら力技でごまかそう」
 という発想になってしまいます。しかし、「失敗は避けなければならないもの」という意識でいるかぎり、失敗から目をそらす姿勢が強くなります。そして同じような失敗を繰り返すことになり、事態は悪化していきます。また、新しいことや困難なことへのチャレンジにしり込みするので、職場のチームも自分自身の成長も減速します。

トヨタの現場の第一線で活躍してきたトレーナーたちが、口をそろえて証言していることがあります。
「トヨタの現場では、たくさんの問題やトラブルが起きる。でも、『失敗』という言葉はほとんど聞かなかった」
 もちろん起きた現象だけをとらえれば、トヨタにもミスやトラブルなど大小さまざまな失敗がありますが、少なくとも現場レベルでは「失敗」という概念は存在しません。失敗したことをそのまま放置したら、それは文字通りの「失敗」に終わってしまいます。しかし、失敗に正面から向き合い、次に活かすことができれば、その失敗は改善プロセスのひとつとなります。「失敗」が「失敗」で終わらないのです。

 現場のメンバーが知恵を絞って、「なぜ不良が起きたのか」を徹底的に考えます。そして、問題を引き起こしていた原因を突き止めて、二度と不良が出ないような対策を実施し、そのしくみは、他のラインや工場にも展開することで、組織として強くなっていくのです。

 つまり、トヨタの現場では、問題やトラブルをよりよいモノづくりをするための「改善の機会」ととらえているのです。
トヨタの現場で働く人たちにとって「失敗」とは、改善へとつなげるチャンスであり、成果に結びつける「宝の山」です。
(はじめにより)

著訳者プロフィール

●(株)OJTソリューションズ:トヨタとリクルートが設立したコンサルティング会社。在籍40年以上のベテラン技術者がトレーナーとなり、豊富な現場経験を活かした人材育成、変化に強い現場づくり、儲かる会社づくりを支援。製造・食品・医薬品・金融など、さまざまな顧客企業にサービスを提供。著書は、20万部突破の『トヨタの片づけ』ほか、『トヨタの段取り』『トヨタ仕事の基本大全』『トヨタの問題解決』『トヨタの育て方』『[図解]トヨタの片づけ』『トヨタの上司』、文庫『トヨタの口ぐせ』『トヨタの片づけ』(すべてKADOKAWA)など累計60万部を超える。

目次

第1章 トヨタの改善は「失敗」から始まる
第2章 失敗を「視み える化」する
第3章 失敗を「成功」に変えるワザ
第4章 失敗を活かすコミュニケーション
第5章 失敗こそが創造を生む