「日本で一番の成長企業」ロコンドが思考錯誤の末に出したビジネスモデル

ぼくが破綻寸前のロコンドに入り、５年で黒字化した話――

「こんなビジネスモデルはうまくいかない。儲かるはずがない」と言われ、実際に何度も倒産危機に追い込まれながら感じたこと、それは会社の経営には特別な才能や能力は必要ない、ということであり、どんな困難に見舞われても乗り越える覚悟さえあれば、誰でも今の自分からスタートできるということだった（はじめにより）

「送料無料、サイズ交換無料、返品送料無料」と通販サイトの常識を覆すサービスを掲げ、「家で試着できる通販サイト」として一躍注目された「LOCONDO.jp」。そのＣＥＯ、田中裕輔が今壁にぶつかり悩んでいる人に知ってほしいこととは？

『絶対に儲からない』を覆し、ロコンドはいかに顧客を虜にしたのか？

●田中　裕輔：株式会社ロコンド代表取締役。
1980年、大阪生まれ。2003年、一橋大学経済学部卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパンに入社。2007年、同日本支社の創業以来、史上最年少マネージャーに就任。2009年、カリフォルニア大学バークレー校経営大学院にてMBA取得。同年、DeNA Globalにおける短期レンタル移籍を経て、2011年、株式会社ロコンドの創業に参画、現在に至る。

１章　ロコンドは「逆転発想」でできている
２章　マイナスからスタートで知ったこと
３章　走り続けるうちに見えてくること
４章　武器はマネできるが、人はマネできない
５章　ロコンドのチャレンジは続く