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きみといたい、朽ち果てるまで 〜絶望の街イタギリにて

1,485円(税込)
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発売日2016年11月26日
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  • ISBN コード : 9784041049051
  • サイズ :四六判    総ページ数: 272
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 128 × 188 × 18.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

ラスト10ページで号泣必至! 激しく切ない恋を描くホラー大賞受賞作!

選考委員の評価が真っ二つに割れた、第23回日本ホラー小説大賞〈優秀賞〉受賞作! 世界から見捨てられた人々が集まってくる混沌の街・イタギリ。希望のない街に住む少年は、明日の見えない生活の中、ささやかな希望を見いだす。その希望は、道ばたでスケッチをするシズクという儚げな少女への淡い想い。次第にふたりは惹かれ合うが、絶望の街は、そんなふたりの恋を許すことはなかった……選考委員の綾辻行人氏をして「ボロボロ泣いた」と言わしめた、凄絶にして美しいエンディングは見物! 独特の世界観と美学に彩られた新しいホラー小説にして究極の恋愛小説!!



かつてこんなにも激しく、こんなにも切ない恋があっただろうか――衝撃の受賞作に絶賛の声!

【綾辻行人氏(作家・日本ホラー小説大賞選考委員)】
クライマックスから結末に至る凄絶なシークエンスを読むうち、どうしても涙が止まらなくなった。こういうのを「ボロ泣き」というのだなあ、と思った。ミステリやホラーの新人賞の原稿を読んで、こんなに泣いたのは初めてだった。――傑作である。  

【長谷敏司氏(作家)】
泥沼のような絶望を掻き分けて、見つけたロマンスの尊さに、少年はまだ気づいていないかもしれない。それは、我々この物語を読む者だけに、発見できる輝きかもしれないのだ。

【redjuice氏(イラストレーター)】
美しいと言うにはあまりにも血と死臭に彩られ過ぎた、壊れたボーイミーツガール。
それでもなお、美しい情景を思い描かずにはいられませんでした。

著訳者プロフィール

●坊木 椎哉:1975年新潟県生まれ。2015年 ジャンプホラー小説大賞「ピュグマリオンは種を蒔く」で銅賞を受賞。16年「黄昏色の炎と213号室の雫」で、第23回日本ホラー小説大賞優秀賞を受賞。