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立川忍びより

1,430円(税込)
在庫切れ
発売日2017年02月25日
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  • ISBN コード : 9784041049815
  • サイズ :四六判    総ページ数: 288
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 128 × 188 × 18.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

「忍びの家があったっていい。俺、すげえ楽しいよ」 ご町内忍者ロマン!

借金のカタに婿入りする先は……忍者一家!?

 ブラック企業を辞め、東京都立川市にある実家の中華料理店の二階で引きこもっていた青年・大倉多聞。両親の借金のカタに見合いをさせられるが、その相手の家族がどうにもおかしい。婿入りを前提に(?)、あれよあれよと相手の家に居候することになったが、許嫁となった女子高生・杏子も、当主の祖父・藤林源吾も、凄腕の忍術の使い手だった!
 杏子と同室(の押入れ)で寝起きし、屋敷中に仕掛けられたトラップにへどもどしながら日々を過ごす多聞。車に変化する蛙・山王丸の遣い手でありながらアイドルオタクとしても活動する、杏子の兄の三太や、黒装束に身を包みある秘密を抱えている母親の美佐など、他のおかしな家族とも徐々に関係性を築いていく。
 「立川の大盛りの店を守る」謎のバトルを、中華料理で見事に闘い一皮むけた多聞だったが、彼が藤林家に婿入りするのには、隠された背景があった。鍵となるのは、立川で活動をしているある地下アイドルで……。

「忍びの家があったっていいじゃないか。俺、すげえ楽しいよ」
『僕僕先生』の著者による、現代の「忍者一家」で過ごすことになった青年の日常を描く、はちゃめちゃボーイ・ミーツ・ファミリーな成長物語!

著訳者プロフィール

●仁木 英之:1973年大阪府生まれ。信州大学人文学部に入学後、北京に留学、2年間を海外で過ごす。2006年『夕陽の梨─五代英雄伝』で第12回歴史群像大賞最優秀賞、同年『僕僕先生』で第18回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。「僕僕先生」シリーズは読者の圧倒的支持を集め、ベストセラーとなる。著書に「千里伝」シリーズ、「くるすの残光」シリーズ、『撲撲少年』『黄泉坂案内人』『真田を云て、毛利を云わず 大坂将星伝』『三舟、奔る!』など多数。