ストリップの帝王

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ストリップの帝王

1,870円(税込)
発売日2017年12月22日
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  • ISBN コード : 9784041051641
  • サイズ : 四六判 総ページ数: 320ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 128 × 188 × 27.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

ヤクザと闘い、警察を出し抜き、ストリップ業界を支配した元銀行マン!!

ヤクザと闘い、
警察を出し抜き、
ストリップ業界を支配した元銀行マン。
バックステージから時代を握った怪物がいた!!

業界を興隆させ、破壊し、終わりを見届けた男。
その人生、常識は通じない。

○刃物を抜いたヤクザ相手に大立ち回り、相手を病院送りに
○全国の踊り子を一手に握る
○月収1億8千万のカネをギャンブルにすべて突っ込む
○腹にダイナマイトを巻いて警察署に乗り込む
○全国指名手配をされるも逃げ切る etc

 このような武勇伝と裏腹に、帝王と呼ばれた男・瀧口義弘は線の細い銀行マンだった。
福岡の進学校を卒業後、福岡の福岡相互銀行(現・西日本シティ銀行)に勤めていたが、昭和50年ストリッパーとして活躍していた姉に誘われ、その日のうちに辞表を出して劇場に飛び込んだ。
以降、彼は帝王としてストリップ業界を差配するまで上り詰める。
 15年以上にわたり、日本各地、世界各国の色街を取材し、ストリップ劇場の栄枯盛衰も見てきた著者が描く、悪漢にして好漢の一代記!!

著訳者プロフィール

●八木澤 高明:1972年神奈川県横浜市生まれ。写真週刊誌フライデー専属カメラマンを経て、2004年よりフリーランス。01年から12年まで取材した「マオキッズ 毛沢東のこどもたちを巡る旅」が第19回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。15年以上にわたり、日本各地の夜の街と女たち。世界の戦場で生きる娼婦たちを取材してきた。著書に『娼婦たちから見た日本』、『娼婦たちから見た戦場』、『黄金町マリア』、『青線』がある。

目次

<目次>
まえがき
第一章 芸界――銀行マン、ストリップ業界に入る
黄金劇場/花電車芸人/月収は一番あった時で一億八千万/タレント/照明と肢体/電話一本で銀行の仕事をやめる/生き様そのものだったレズビアンショー/桐かおるのステージ/「別府に来い」/無二の親友との別れ etcれ etc
第二章 台頭――ダイナマイトを巻いて警察に乗り込む
「トマトが赤いもんだと気がついたのは、戦後しばらく経ってから」/番長を呼び出し、直接話をつける/ギャンブル三昧の日々/コース切りは命がけの仕事/ストリッパー一条さゆり/司会を買って出た小沢昭一/弟の逮捕、収監/「腹にダイナマイトを巻きました」/金髪ショーの時代/全国指名手配 etc
第三章 家族――全国指名手配から逃げる
潜伏/三種の神器、女・麻薬・拳銃/“ハポン プータンイナモ”/AV女優をのせる/警察との攻防/競艇場と餃子とお父さん/「辞表出してこい。これから東京に行くぞ」/裏切り/時効 etc
第四章 帝王――経営再建の名手となる
親子揃っての逮捕/イエローストール/二十四時間事務所に詰める/「すぐに事務所から逃げ出しちゃいました」/「ストリップは一発勝負ですごいことをやっているのだ」/蒸発した男/人生の最初に見た景色も最後に見た景色も劇場だった/「これは終わっているな」/「ずいぶん遅いじゃないか」 etc
第五章 挫折――後継者育成に行き詰まる
四日間ぶっ通しでブラックジャックをする/「いつのまにかヤクザの見習いになっていました」/桐かおる、死す/プロダクションをゆずる/ケチのつきはじめ/自ら再建に乗り出した唯一の劇場/飛ぶ従業員/「親子で入れ替わりとは面白いな」 etc
第六章 劇場――最後の公演を見届ける
家族のためにストリッパーになる/閉館に立ち会う/道のり/ピンク部屋/最終公演/未練/人気の無い劇場に笑い声が響いた/「いったい、いつ俺は死ぬんだ」/別離/残したものは「前科と借金だよ」/落陽 etc
あとがき
主要参考文献一覧
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