「部長の発言は民法七〇九条の不法行為にあたります」

「部長の発言、訴えてもいいんですよ」。「殿山缶詰」の若手社員、飯尾、佐山、多賀井の３人は、日頃の鬱憤を晴らそうと「裁判」「慰謝料」などの言葉をちらつかせ、部長の久保見を謝らせることに成功する。これをきっかけに社内では部下が上司を訴える事態が頻発。容認できない課長の楠木、寺石たちは、弁護士をバックにつけ反撃を開始した。そんな中、会社が買収されるかもしれない事件が起こって……。実用ビジネスノベル！

●竹内　謙礼：1970年生まれ。大学卒業後、出版社に勤めた後に観光牧場に転職。企画広報担当を経て2004年に経営コンサルタントとして独立。楽天市場、ビッダーズ等で多くのネットビジネスの受賞履歴あり。近著に『給料戦争』『貯金兄弟』『猿の部長』『戦略課長』『会計天国』（いずれもPHP文庫）など。

プロローグ　部長、訴えます。
第一章　課長、訴えます！
第二章　上司、全員訴えます。
第三章　部下、訴えます！
第四章　訴えません！　勝つまでは。
第五章　兄弟、訴えます！
第六章　夫、訴えます！
第七章　猫、訴えます！
エピローグ