カドカワストア

  • 会員登録
  • ログイン

新版 南洲翁遺訓 ビギナーズ 日本の思想

訳・解説: 猪飼 隆明
704円(税込)
発売日2017年07月25日

数量

電子書籍をブックウォーカーで購入
  • ご利用可能なお支払方法

    クレジット(3Dセキュア) 代引き コンビニ atone キャリア 楽天Edy モバイルSuica Amazon Pay
  • ISBN コード : 9784044002572
  • サイズ :文庫判    総ページ数: 256
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 10.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

原文、現代語訳、くわしい解説で、西郷が遺した名言と人生を読む!

「己れを尽し人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬ可し」−−。偽りのない人生を生き、そして死んでいった西郷。その言葉は、新政府への批判を含みながら、国家や為政者のあるべき姿を示し、人として広い度量と高潔な精神を持つ必要性を説く。「敬天愛人」に代表される西郷の遺訓四一条と追加二条すべてを、原文、現代語訳、くわしい解説で丁寧に読みとく。大きな文字で多くのふりがな付し、読みやすくなった新版。略年譜・読書案内付。

著訳者プロフィール

●西郷 隆盛:1827(文政10)年〜1877(明治10)年。明治維新の指導的政治家。下級藩士ながら、薩摩藩主島津斉彬に見出され庭方役となる。斉彬急逝後、三度の島流しとなるが、64年、赦免。以後、討幕の指導者として薩長同盟・戊辰戦争を遂行、江戸城無血開城を実現。大久保利通、木戸孝允と共に、維新三傑の一人と称され、71年に参議、73年に陸軍大将兼参議となるが、征韓論争で大久保らと対立し下野。77年、私学校の生徒らと挙兵。8か月に亘る戦いの後、新政府軍に敗れ、鹿児島城山で自刃。89年、憲法発布の大赦で正三位を追贈される。
●猪飼 隆明:1944年、福井県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。熊本大学文学部教授・大阪大学大学院教授を経て、大阪大学名誉教授。著書に、『近代日本におけるハンセン病政策の成立と病者たち』(校倉書房)、『西南戦争 戦争の大義と動員される民衆』(吉川弘文館)、『西郷隆盛−西南戦争への道−』(岩波新書)、『熊本の明治秘史』(熊日新書)、『「性の隔離」と隔離政策 ハンナ・リデルと日本の選択』(熊本出版文化会館)など多数。

目次

遺訓
一   徳懋んなるは官を懋んにし、功懋んなるは賞を懋んにする
二一  敬天愛人
三二 人の意表に出て一時の快適を好むは、未熟の事なり  …など
解題
西郷隆盛略年譜
読書案内