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天才神父コンビ・平賀とロベルトの活躍がたっぷり読める、本編第14弾!
フランスののどかな小村・セレ村にある聖マリー教会から、バチカンに奇跡申請が寄せられる。山の洞穴に祀られた聖母像を礼拝している最中、「鳴ると奇跡が起こる」との言い伝えがある舌(ぜつ)のない鐘が鳴り、青い鳥が福音を告げ、全盲の少女・ファンターヌの目が見えるようになったというのだ。
証拠の映像も残っており、奇跡調査官の平賀とロベルトは、早速現地へと調査に向かう。
この一帯は、かつて「ジェヴォーダンの獣」と呼ばれる怪物が出没したとの伝説が残り、狼男や人を惑わす妖精が跋扈すると噂の森が広がる地だった。さらにファンターヌは3年前、森で大ガラスの魔物に出会ったことで視力を奪われたらしく──!?
2人の活躍がたっぷりと楽しめる! 天才神父コンビの事件簿第14弾!
著訳者プロフィール
目次
第一章 鳥と聖母
第二章 謎多き道の始めに立ちて
第三章 悪しき霊らの為業
第四章 墓標と少女
第五章 精霊たち
第六章 天は微笑む、良き者にも悪しき者にも
エピローグ 主は全ての人々の傍らに